2018年5月9日
問題解決をするときに大事なことは何でしょうか?
手段や方法ではありません。
やり方をまねても、結果は違うのです。
生徒が不登校になった、問題行を起こしたなど、いろんな問題が起こります。
そんなとき、とりあえず家庭訪問に行って様子をみるということが多いかもしれません。
同じことをしていても結果が違うと思います。
体裁だけを考えて、とりあえずと思っていたら、解決はありません。
事なかれ主義でもうまくいきません。
自分がどうしたいかという思いがないと、悪い方へしか動かないのです。
相手の出方をみようとか、相手の顔色ばかりうかがっていては余計に相手を怒らしてしまうだけなのです。
問題にならないように、うまくやろうと思うと、それがかえって裏目にでて、相手怒らせてしまうだけなのです。
うまくいかないケース、相手の保護者を怒らせてしまう人は、うまくやろうと思っている人です。
うまくって何でしょう?
無難に、何もないことにしよう、そんな感じでしょうか?
何か起こるということは、それはチャンスなのです。
大きな問題が起こる前に、小さいうちに解決できるチャンス、自分が変われるチャンスなんです。
うまくいかない人の特徴は、あれこれ考えすぎて迷走しているのです。
このように言われたら、このように言おうと、いろんなパターンをあれこれ考えて、相手にあわせていきます。
大事なことは、結果です。
こうしようという自分の思いもなく、解決することはありません。
前任校で、元オリンピック選手の先生がいました。
さすがだなあと思ったのは、結果を決めていることでした。
これを実現するために、家庭訪問に行ってくると話していました。
それでいいと思いますよって話していたら、養護教諭から、「〇〇先生には、さっき先生がうまくいかないって言ってたけど、うまくいくなら訂正してきます」と言われました。
「〇〇先生は、うまくいきません」というと驚いていました。
とりあえず家庭訪問に行けば、誠意が伝わるかなと思っている先生とこうしようと思っている先生では同じ行動をとっていても結果は違うのです。
だいたいとりあえずって思っている先生はうまくいかないし、行って相手を怒らせて帰ってくるパターンが多いです。
思いは伝わるのです。
思いがないというのも、相手に伝わります。
行きたくないけど仕方なく来てやったと思っていたら、それは相手に伝わるのです。
電話もそうです。
とりあえず電話しておこうかな、と思っているとつながらないことが多いです。
自分の思いをぶつけようと思ったとき、相手もこたえてくれるのです。
ゴチャゴチャ考えると、そのゴチャゴチャが相手に伝わるから、イラっとされるのです。
自分を示すからこそ、相手もそれにこたえてくれるのです。
私の仕事は、相談に来られた方が自分を示すお手伝いなのだと思います。
何か起きた時に、頭は最悪のケースを思い浮かべるでしょう。
不安、恐怖、心配事でいっぱいです。
その頭のままで行動すると、その不安どおりの結果になります。
自分の思っている通りの結果になるのです。
でも、行動を起こす前に、不安、恐怖、心配事を吐き出すと、こうしようと自分の意志がでてきます。
それから行動すれば、自分の思い通りに解決できるのです。
すべては自分の思った通りの結果になっているだけなのです。
どうしようと思ったときに、電話やメールをしてくださいます。
行動する前に、自分の頭から不安、恐怖、心配事を出してしまえば、それだけでうまくいくのです。
ただ、思いのない人にはどうすることもできません。
今までいろいろやってきて、わかったことです。
どこまでいけば、何とかしたいと思えるのか?
どこまで自分を無視し続けるのか?
先延ばしにすればするほど、大きな問題にぶつかります。
それが自分にでればいいのですが、大事な人にでてしまうことがあるのです。
本当はこうしたいけれど、うまくいかなかったら嫌だというプライドが邪魔をしています。
こちらがいくら手伝いたくても、意志のない人を手伝ってもうまくいきません。
頭の中を整理すると、人生うまくいきます。
嫌なことを押し込めるのではなく、いらないものを捨てていけばいいのです。
今の現状は、自分の思いが現実となっているだけなのです。
いらないものを大事にとっておかずに、頭の中も断捨離です。
大事な人が病気になったり、事件に巻き込まれたり、事件を起こさないためにも、自分が変わるしかないのです。
自分を無視しなければ、人生を迷走することはないのです。