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2018年5月10日

子どもを犯罪から守るために

 子どもが犯罪に巻き込まれる事件が、なくなりません。

 大きくマスコミに取り上げられるものもあれば、そうでないときもあります。

 今、新潟の事件が大きく取り上げられています。

 事件の報道を聞いていて、登校時に不審者に追いかけられたと訴えていたのに、なぜ下校時に何の対策もなかったのか、不思議に思いました。

 不審者情報も多いと報道されていました。

 今日の報道では、登校時に不審者に追いかけられたという情報は、教師は知らなかった、事件後に知ったということでした。

 いろんなことを想定して、意識していると、子ども同士の会話でも自分の耳にとびこんできます。

 ほしい情報というのは、必ず、自分のところにやってきます。

 少し意識するだけで、状況は変わるのです。

 大きな問題が起こる前に、必ず小さな問題が起こっているはずです。

 不審者情報がでたときに、人が意識するから、防げていることも多いのです。

 事前に耳にしても、聞いていないふりをする教員も多いです。

 学校でも、耳にしたことを、見たことを報告しても、聞かなかったことにする、何か起こったら対応すると言われることがよくあります。

 

 最近は、通学の見守りをしている人が、犯人だったという事件もあるので、子どもたちは誰を信用していいのかわからない時代でもあります。

  近所の顔見知りの人だから大丈夫という保障はどこにもないのです。

 警察官だから安心ということも、だんだん言えなくなってきています。

 

 

 大事なことは、いろんなことを想定して、意識することにあります。

 新潟の事件でも、去年、不審者情報がよく出されていたときは注意していたけれど、最近はなかったので安心していたら、今回の事件が起きたと言われていました。

 

 事なかれ主義で、厄介なことには巻き込まれたくないという人は、耳をふさいでいるので、情報は入ってきません。

 

 不審火の続いている地域もあるそうです。

 自分事としてとらえ、自分の身にも起こるかもしれないと意識していると、ここは人の目が気になると感じれば、犯罪を防ぐことができます。

 

 不安に思うのではなく、想定すること、不審者がいるかもしれないと意識することが大事なのです。

 

 大事なことは、遠くでおきた事件だから関係がないと思うのではなく、自分のまわりでも起きるかもしれないと思うことです。

 テレビやネットで、いろんな事件や事故の情報があふれています。

 自分とは関係ない出来事かもしれないけれど、いつ自分の身に起こるかわからないと思えるかどうかです。

 

 これから、ますますいろんなことが起こってきます。

 自分の身に起こらないという保障はないのです。

 

 景気がいいようなことも言われていますが、うまくいかないことが多い人、世の中に不満を持って生きている人は多いです。

 いい人だと思っていたのに、ということも多いです。

 表面上は、うまくいっているように見せている人が多いですが、実情とのギャップの大きさもあるでしょう。

 いつどこで事件に巻き込まれるかわからないのです。

 

 子どもも、いい子だと思っていたら、突然、豹変することも増えるでしょう。

 

 自分が、無理せず、我慢しないことが大事です。

 自分に嘘つかずに生きていれば、いろんなことが見えてきます。

 いろんな危険を察知することもできるのです。