2018年5月15日
家族の幸せのためにすることは何でしょうか?
自分が我慢して、家族のために何かすることでしょうか?
それは、自分のやりたいことをすることです。
自分を満足させることです。
70代女性が、孫に何かあった時のために、習い事も辞めてしまおうかと思っていました。
もしものときのために、今やりたいことをがまんするという生き方をしている人は多いと思います。
もしものときのため、孫が病気になると思っていっると、それが現実に起こります。
小学校、保育園で、うまくいかないのだはないか、と心配していると、その通りになります。
いらない心配をあれこれとされる方が迷惑だと話していました。
年度末で、習い事を続けるかどうか迷っておられたときにお話しさせていただきました。
自分のやりたいことをやろうと決めて帰られました。
そんなやりとりが何度かありました。
今日、近況報告を聞くと、町をよくするにはどうすればいいか考える会に夫婦で選ばれたそうです。
そして、小学校の学習支援ボランティアになってくれないかと言われて、引き受けたそうです。
子どもに教えたりしたことがないから不安だし、引き受けたけど自信がないと話していました。
支援員をしていた頃、国がこれから、ボランティアでやろうとしているのだと聞きました。
その頃の話をしていると、やってみようと思えたそうです。
自分を満足させることが、家族のためになると話して、自分のやりたいことをやってみようと思ったら、2ヶ月もたたないうちに、状況が変わりました。
10年前は、村の中の付き合いだけが大事と言っていました。
夫婦そろって、そこから出るつもりはないと話していました。
でも、自分たちが変わると、今まで居心地のよかったところが居心地が悪くなり、もっと自分にあう人と付き合いたいと思うようになりました。
習い事も近所の人と、村の中でやっていました。
3年ぐらい前から、1人で習い事に行くようになりました。
そして、学習ボランティアとして学校に行くことになりました。
以前は、あんなに村の付き合いがすべてって言ってたのに、今は、村以外の人との方が居心地がいいと笑っていました。
その出会いから、新しいことも始まったりして楽しいと話していました。
旦那さんの方は、来られた頃、町会議員に立候補してほしいと言われ、奥さんは反対していたのですが、やってみてもいいのでは?と言って立候補して当選しました。
定年と同時に町会議員になり、4年間、有意義な議員生活を送って、選挙なしであと4年できそうでしたが、やりきって辞めました。
そして今は、若いころから興味のあった剪定の仕事をしています。
夫婦の会話も増え、楽しそうです。
子どもが変わり、孫が変わり、自分の満足が、まわりを幸せにしていくのです。