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2018年6月4日

介護のためにお金が必要だから

 

 

 

 

 

 

 

 70歳を過ぎても、お金のためにと働く人は多いです。

 何でそんなにお金が必要なのか?と聞、くと、自分が介護されるとき、子どもには期待できないから自分で稼ぐしかないと答えます。

 そして、信じられるのはお金だけと。

 女性に多いようです。

 

 これは、塾生の70代女性から聞きました。

 自分は、65歳で退職し、家で畑仕事をしたり、裁縫や絵手紙、木彫りなど楽しいことをしている。

 それを周りから、悪のように言われることがある。

 何でそんなに働くのか、自分たちよりも裕福なのに、なぜ働くのかと尋ねると、お金のため、自分にもしものときのためにという答えが返ってくるそうです。

 楽しいのならいいと思うのですが、文句を言いながら、自分が寝たきりになったときのためにお金を稼ぐ。

 お金以外、信じられるものはない。

 

 お金を稼ぐ目的が、自分が寝たきりになって介護されることになってませんか?

 自分が寝たきりになることを考えている人は、目的を果たし、寝たきりになるのだと思います。

 脳は、自分の思い描いている通りに働きます。

 病気のことを考えている人は、病気になります。

 年をとれば、老化するもの、こうなるものと思い込んでいるから、脳はその通りに働きます。

 

 人生の大半を働いてお金を稼いでいる人は、寝たきりになるために働いているのでしょうか?

 

 お金に支配されている人は多いです。

 お金さえあれば何とかなる、裏切らないと思っています。

 でも、お金は、ただの紙切れになることもあるのです。

 今、1万円札は1万円の価値があるとされているけれど、ある日突然なくなってしまうこともあるかもしれません。

 通帳の数字をながめて、喜んでいても、銀行がなくなり、その通帳の数字は、ただの数字になってしまうこともないとは言い切れません。

 国が、法律が、と言っても、その国の存続もあやしいかもしれません。

 

 苦しんで貯めたお金は、あっという間になくなってしまうかもしれません。

 でも、楽しいこと、ワクワクすることから得たお金は、ワクワクすることに使え、また、いいものに変わっていきます。

 

 たしかに、老後の保障は何もなく不安なものです。

 自分の思い描く未来が、未来の自分を作っているのです。

 誰もいなくて、寝たきりになり、お金だけがあり、ヘルパーさんに介護され、生き続ける、そんな未来でいいのでしょうか?

 

 最近は、病院で入院することも難しくなってきました。

 介護施設に入所するのも難しくなってきています。

 

 そんな塾生も、同じような価値観で生きていましたが、思いが変わり、生き方も変わってきました。

 日常会話で、疑問に思うことも増えました。

 

 今、思っていることが未来を作っています。

 だから、今、自分の思いが変われば、未来はいくらでも変わるのです。

 良くも悪くも、未来を変えることができるのです。