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2018年6月13日

安保徹著 「まじめ」をやめれば病気にならない

 

 

 

     安保徹著「まじめ」をやめれば病気にならない

簡単!免疫生活術

 

 

 私たちが、なちゅらるばらんすをはじめた頃、古本屋さんで見つけた本です。

 読んでみると、私たちが感じていることを医師が書いている本でした。

 

 医者という立場から、医師と薬に頼らない生き方をすれば健康に生きることができると書かれているのが衝撃的でした。

 この頃(10年前ぐらい)から、医者が病院の治療を暴露する本が出版されはじめました。

 

 安保先生が注目しているのは、免疫力です。

 

 免疫力upということは、よくききます。

 免疫力とは、何でしょうか?

 

 まず、現代人の病気は何が原因なのか?

 昔は、冬の寒さ、飢え、肉体的重労働のような過酷な生き方が主な原因でした。

 現代においては、環境が良くなっているので、原因も変わってきています。

 眼精疲労、冷え、夜ふかし、精神的ストレスのようなまじめやクヨクヨした性格、薬の飲みすぎだそうです。

 子どもは、過保護でストレス耐性を失っている。

 というのが、主な原因だそうです。

 

 日本人の最大の病因は、働きすぎです。

 パソコンの使い過ぎが免疫力を落としているのです。

 

 免疫は、体の防御システムです。

 自律神経は、自分で意識してコントロールすることができない自動的に動く神経です。

 自律神経には、交感神経と副交感神経があります。

 交感神経が優位の時は、興奮状態にあります。

 副交感神経が優位の時は、リラックス状態にあります。

 このバランスが大事になってきます。

 なかなか眠れない、深い眠りにならない人は、常に交感神経優位になっているのです。

 

 安保先生は、白血球に注目したさそうです。

  ストレスを抱える ⇒ 交感神経の緊張状態 ⇒ 白血球のリンパ球減少 ⇒ 免疫力低下

 

 免疫は、からだを守る防御システムで、白血球が中心にまります。

 白血球は、マクロファージ,顆粒球,リンパ球があります。

 病気の7割から8割は、顆粒球の増えすぎていることが原因だそうです。

 

 「病は気から」というのは、医学的に根拠がある。

 自律神経の不調が生じるのは、悩みや心配事のストレスからです。

 

 学校で、教育相談担当の時、保健室にいたことがあります。

 保健室にいると、天気予報を見なくても天気がわかりました。

 低気圧が近づいてくると、頭痛や体調不良を訴える子どもが増えました。

 生徒に限らず、教師も。

 それには、気圧と白血球の関係があったのです。

 気圧が高いと、顆粒球が多くなり、リンパ球が減り、脈拍が早くなります。

 交感神経優位の状態です。

 気圧が低いと逆になり、副交感神経優位となります。

 低気圧の時は、副交感神経が優位となり、リラックス状態で眠くなるのです。

 保健室で爆睡する子どもも多いです。

 

 いつも怒っている人、感情を抑えている人は、交感神経のはたらきで緊張状態になり、病気になりやすいです。

 

 私も、以前はこのタイプだったのでよくわかります。

 夜もほとんど眠れず、興奮状態でした。

 健康診断で、あまりに血圧が低すぎて、あなた死んでますよって言われたこともあります。

 私は、いろんな人の体の状態がうつってくる憑依体質なのですが、交感神経優位の人が多いのがよくわかります。

 

 私たちは、この10年、からだの声を聞きながら生きてきました。

 食べるものも、からだにほしいものを聞いて食べています。

 おいしく感じるものが、からだがほしがっている栄養なのだと思います。

 ずっと同じものを食べ続けることもあります。

 でも、あるとき、あんなにおいしかったのに、おいしく感じなくなるときがあります。

 バランスよく食べると言いますが、人それぞれ、ストレスなどで消耗の仕方は違うので、消耗の激しいものをたくさん摂取しないといけないのだと思います。

 私は、子どもの頃から、そば、豆、大豆製品が食べられませんでした。

 アレルギーではなく、からだが受け付けませんでした。

 体質改善していくと、おいしく感じられ、今では、よく食べるものばかりです。

 

 敏感な方が生きにくいと思われる方もいるかもしれませんが、からだの異変に気付き、対処できるので、健康に長生きできるのです。

 これもよく聞くことで、私は健康で風邪をひいたことほとんどないんです。

 風邪は、ある意味、からだの掃除だと思います。

 からだを休めたり、いらないものを熱や鼻水、咳などで排出していくのだと思います。

 からだに鈍感、ストレスに鈍感な人ほど、気付いたら大病で命をおとすこともあります。

 突然死もこのタイプに多いと思います。

 

 この本の中で紹介されている 水津征洋著「癌よ、ありがとう」は、末期癌だった水津さんが、病院に頼らず、自分で癌を完治させた話です。

 仕事をがんばっていたのに、上司から評価されていなかったことを知り、「こんちくしょう!」という怒りを抱え続けていたら肺がんになり全身に転移したそうです。

 仕事を辞めて、「みなさんのおかげで癌が治りました」と治った時をイメージして、いつも感謝の言葉を心の中で唱えたり、口にしていたら、癌が消えたそうです。

 

 いつも不平不満を抱いている人、つねに腹を立てている人は、結局、自分にとって損なのです。

 

 「病気を治す」ということは、ストレスを取り除いて、ふたたび細胞独自の機能を回復することなのだそうです。

 

 

 なちゅらるばらんすでは、不安、恐怖、心配事を吐き出してもらいます。

 頭の中には、不安、恐怖、心配事がいっぱいあります。

 出していくと、からだのはたらきがよくなります。

 吐き出した後、自分のからだがからだを治していくので、よく眠れるようになりましたという声をよく聞きます。

 熱を出したりする場合もありますが、熱が下がると頭がスッキリしたと言われます。

 

 もちろん私たちも、常に不安、恐怖、心配事を吐き、毒を吐いています。

 頭がスッキリし、からだが軽くなります。

 ときには熱を出すこともありますが、熱が出てもつらくありませんし、本当に楽になります。

 

 私たちは、体感で感じていますが、医学的に論じられていることと同じなんだなあと思った1冊です。

 

 思いが変われば、からだは変わります。