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2018年7月11日

子どもの信頼を得るにはどうすればいいか?

 家庭問題で悩みを抱える子どもは、たくさんいます。

 先生にSOSを出せる子もいれば、出せない子もいます。

 

 よく話すことですが、保健室に来室したり、学校を休みがちな子の方が、本当は健康なのです。

 自分をちゃんと示しているわけです。

 しんどいときに、ちゃんと休めるわけです。

 

 先生に対して、SOSを出してくれた子どもに対し、何かしてあげたいと思います。

 「先生が守るから一緒にがんばろう」と言っても、前にすすめない子もいます。

 まかせようと思うときと、不安に思ってできないとき、何が違うのでしょうか?

 何かが悪くて、先生にまかせられないのではないのです。

 先生自身が、不安に思いながら、それを隠して大丈夫と言われても、不安が伝わっているのです。

 

 子どもがNoと言ってくれて、内心ホッとしている自分もいるのではないでしょうか?

 

 子どもは自分の鏡です。

 ほんとうは自信もないし、やりたくないけど・・・と思っていると、思っている通りに子どもが動くのです。

 

 自分に覚悟がないのに行動を起こしても、うまくいくはずがありません。

 自分の思いが、現実になるのです。

 うまくいくと思えないのに、押し進めるから、思った通りになるだけです。

 

 自分がやりたくない、できれば事なかれでいきたいと思っているから、子どももその通りに動きます。

 

 でも、いつかは解決しないといけない問題でもあります。

 先延ばしにすればするほど、問題が大きくなります。

 保護者との信頼関係が崩れ、修復不可能になったり、生徒の自殺という最悪の事態になることもあります。

 

 では、どうすればいいのでしょうか?

 子どもを説得したり、子どもを変えるのではないのです。

 自分の思いを変えていけばいいのです。

 

 自分の中に、不安や恐怖、心配事があります。

 これがある限り、うまくいく発想はできないです。

 うまくいかないことばかり考えてしまいます。

 だから、その通りになるのです。

 

 自分の頭の中から、不安、恐怖、心配事を吐き出していくのです。

 みんな、どちらかというと、不安、恐怖、心配事を大事に頭の中にしまっています。

 いらないものを残し、必要なものを吐き捨てているように思えます。

 

 悪いものを吐き捨てていくと、だんだんうまくいくイメージができるようになります。

 頭で、ごちゃごちゃ考えすぎなんです。

 生徒を、保護者を、どのように説得するか、あれこれ考えていませんか?

 考えるからうまくいかないのです。

 あれこれ考えながら話すと、その頭の中のごちゃごちゃが相手にも伝わり、イライラさせてしまったりするのです。

 

 先日も、ある生徒を呼び出して指導しようと思っていると相談を受けました。

 そんなことをしても逆効果だから、やめた方がいいと言いました。

そんなことより、しんぱいす心配するのを辞めて、生徒を信じて、何も思わない方がうまくいきますよとアドバイスしました。

 すると、翌日、呼び出そうと思っていた生徒が、朝「先生、相談したいことがあるから面談してください。今日、話したいので、今日の面談の子に時間をゆずってもらいました」と言ってきたそうです。

 最近、反抗的な男子生徒でしたが、自分から動きました。

 

 教師がごちゃごちゃ思っていると、子どもは動けないのです。

 教師の中の不安、恐怖、心配事を捨てたら、子どもは動き出すのです。

 

 

 

 

 

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