2018年7月30日
今年の夏は、異常な暑さです。
夏休みに入り、授業はありませんが、部活動など、学校行事も多いなかでの酷暑は厳しいものがあります。
公立は、どんどん経費削減のため、部活動をするにも厳しい状況です。
ナイター設備が整っていても、電気代がかかるから使えないというのが現状です。
遅くまでできないから、生徒の負担にはなるけれど、県営の施設を借りて部活をしているところもあります。
甲子園の出場校が決まりました。
滋賀県大会を見ていても、ベスト4の4校すべてが私学でした。
出場校50校(合同チームを含め)のうち、7校が私学です。
その中の4校が、ベスト4に残りました。
甲子園出場校は、今年は100回大会ということで、56校が出場します。
56校のうち、公立高校は、8校だけです。
割合でいくと、最少記録ではないかと言われています。
出場校が決まり、今度は、応援団が大変ですね。
この酷暑の中で、応援をする方が大変です。
ある雑誌に、昨年の優勝校の先生が、甲子園応援がブラック企業だと訴えています。
関西に住んでいて、片道 数時間でも、不満に思う教員はいます。
関東から、ゼロ泊3日の生徒引率が大変だと訴えています。
他の部と違い、甲子園での応援も見せ場の1つです。
学校あげての応援となります。
なんで、野球部だけ注目されて、応援があるのか?という教員もいます。
同じように全国大会の出場させても、注目されない部活の顧問にとって不満があるようです。
勝ち進めば、夏休みの予定が狂ってきます。
とはいうものの、注目される分、生徒も集まりやすく、学校経営には大事なことです。
夏の甲子園の救護室に行ったことがありますが、ふだんでも大変な救護室、どんな感じになるのだろうと思います。
暑い中、生徒を引率する先生方のご苦労もあると思います。
公立から私立に行くと、いろんなことで恵まれていると思います。
私立に勤めている先生は、組合活動も一生懸命されています。
公立は、今はほとんど活動していません。
それどころではないのかもしれませんが。
涼しい部屋で働ける、授業ができるということは、すごくいい環境だと思いました。
熱中症で亡くなった生徒のことで、小中学校のクーラー設置を急ぐ自治体も増えてきています。
話題になりませんが、公立高校にもクーラーは設置されていません。
なかには、PTAから集金して、クーラー設置できている高校もあります。
教師と生徒が電気代を支払って、クーラー設置できている進学校。
小中学校の設置率の高い県では、高校になってクーラーがなく、体調を崩す子たちも多いです。
公立から私立へ、公立学校を減らしていく方針の国。
いろんなところで、格差社会です。
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