ブログ

2018年8月11日

気のない人

 

 

 

 気のない人、つまり思いのない人は、意外と多い。

 

 こうしたい、という強い思いがない人。

 

 どういう思いで生きているのだろう?

 

 と思うことがあります。

 

 何もないんですけど。

 

 できない自分が許せない、失敗するなんてありえない。

 

 そんな人に多いです。

 

 何か問題が起きても、見て見ぬふりをしています。

 

 見ざる、言わざる、聞かざるで、生きていませんか?

 

 学校に勤めていると、このタイプの先生が多いです。

 

 また、男性に多いかもしれません。

 

 仕事場で、家庭で。

 

 小さいうちに解決すればいいのに、どうしようもないところまで、知らんぷりを通す人が多いですね。

 

 

 私も、最初は、寝た子を起こすように、一生懸命、訴えていた時期もあります。

 

 でも、そんなことをしてもダメだということに気付きました。

 

 思いがないのですから、強制的にやっても無駄なんです。

 

 これでもか、これでもかと、問題はやってきます。

 

 どこまで知らんぷりができますか?

 

 

 ある高校で、担任も学年主任もこのタイプの男性でした。

 

 生徒のいろんなサインを伝えましたが、知らんぷりを通していました。

 

 すると、3学期になって、いろんな問題がいっきに大問題となってでてきました。

 

 もう逃げることが許されない状態になりました。

 

 がんばって対応されていましたが、お手上げになってしまいました。

 

 そんな状態で、help!となりました。

 

 すべて解決できましたが、その先生が気付かれたこと、自分が放置していたことが、大きな問題としてやってきたんだと。

 

 「そういえば、夏休みに保護者が相談してきたけど、相談にのらなかった」と。

 

 気のない先生でしたが、思いを作れば、簡単に解決できました。

 

 不安、恐怖、心配事を吐き出してもらいました。

 

 保護者がクレーマーとなってやってきたのも、思いがないとはいっても、やっかいなことは嫌だなあと思っているのです。

 

 その思っている通り、やっかいなことがいっきにやってきただけなのです。

 

 不安、恐怖、心配事を吐き出していくと、こうしたいという着地点が見えてくるのです。

 

 すると、自分の思った通りになるだけです。

 

 思いは現実化します。

 

 

 変わりたいと思わない限り、変われないのです。

 

 変わりたくないと、抵抗を続けている先生は、毎年、生徒や保護者が変わるだけで、同じことを繰り返しています。

 

 生徒や保護者が悪いと思い続けている間は、同じことの繰り返しなのです。

 

 教育相談担当の先生から、大変なことが起きているのに、相談しない、問題視しない先生のことを相談されます。

 

 本人の気がない限り、いくらがんばっても仕方ありません。

 

 白旗をあげて、助けを求められるまで、手を出さないほうがいいのです。

 

 下手に手を出すと、助けているのに、恨みをもたれたりするだけです。

 

 助けを求められたら、不安、恐怖、心配事を聞いてあげて、どうしたいのか、自分で導けるようにするだけです。

 

 答えは、その人自身の中にありますから。

 

 

 学校に限らず、どんな場合でもいえることです。