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2018年8月22日

教えない塾

 

 

 

 

 はじめましてなちゅらるばらんすです。

 

 ブログ訪問ありがとうございます。

 

 大人のための塾をやっていますが、塾生のお子さん、お孫さんに限り、学習塾もしています。

 

 学校で教えていたときも、塾でも、「教えない」というスタイルでやっています。

 

 

 

 

 

教えない塾

 

 教えない塾をやってきました。

 

 教えない塾ってどういうこと?と思われるかもしれません。

 

 教師が、解き方を教えるのではなく、子どもが考えるのです。

 

 自学自習できる塾です。

 

 自学自習できるようになると、生徒が減るのでは?

 

 自分でできるようになれば、減ってもいいと思います。

 

 困ったら、また戻ってきてもいいのですから。

 

 自学自習できるようになると、勉強に限らず、自分で決めることができるようになります。

 

 わからないところを質問できるようになります。

 

 意外と質問ができない子が多いのです。

 

 

 塾や家庭教師をやっていて驚いたことがあります。

 

 最初に、親子と面談した時に、質問すると、すべて親が答えてしまって、子どもは何も言わないのです。

 

 子どもだけになって学習してみると、自分の意見がないのです。

 

 自分で質問することができるようにしていきます。

 

 これができるようになると、勉強に限らず、進路決定、日常生活でも変わってきます。

 

 自分から質問できると、習得もはやいです。

 

 言われるままというのは、成績も伸びません。

 

 

 

 

 

 

 

ある私立高校で

 

 ある私立高校が、女子高から共学にかわり、進学に力をいれるということで、塾から派遣されて、進学クラスのサポートをすることになりました。

 

 数学は大学生がみていたので、私は、英語と国語の担当として行ってました。

 

 生徒が、数学でわからないところがあるというので教えました。

 

 すると、意外なことを言われました。

 

 いつもの数学の先生に質問すると、答えを書いて、はいって渡されるだけでわからないと言うのです。

 

 私は、質問を聞きながら、自分で解けるように教えていました。

 

 解き方がわかったと、うれしそうにしていました。

 

 

 これは特別なケースかと思っていました。

 

 でも、高校で教員をはじめて気付きました。

 

 ほとんどの数学の教師がこのタイプだと。

 

 私は、中学校、高校の数学の先生が、考えさせて解かせる先生が多かったです。

 

 今から思い出すと、数学でわからないところって、暗記で教えていた数学の先生に習ったところなんです。

 

 自分で考えて解いていると、いつまでも覚えています。

 

 数学は、積み上げていく教科なので、この違いは大きかったです。

 

 教育困難校の高校生の数学を担当していました。

 

 数学のできない子も1年生の間にできるようになり、落ち着きのない子でも落ち着きます。

 

 すると、他の数学教師が、次年度、私2年生をもらうってとられることも多かったです。

 

 暗記教育で習った2年生や3年生をみると、テストが終われば忘れているので、また一から教えなくてはいけません。

 

 そんななかでも、1年生から3年まで持ち上がった子たちは、2年、3年になると楽です。

 

 積み上げがあるので、楽です。

 

 自分たちで考える力も、質問する力もあるので、教えていても楽です。

 

 

なぜ塾生の子や孫だけなのか

 

 学習塾の生徒は、親や祖父母が塾生と決めているのか?

 

 子どもの成績は、子どもが原因とは限りません。

 

 親のストレスが原因のことも多いです。

 

 塾でも家庭教師でも、保護者のストレスをとることも大事な仕事と考えています。

 

 親の不安、恐怖、心配事を吐き出してもらうと、子どもの学習にも大きく影響しています。

 

 不登校の生徒、発達障がいの生徒の場合もそうでした。

 

 親の不安、恐怖、心配事を吐き出してもらうと、子どもが変わりました。

 

 問題がなくなっていきました。

 

 親も子も、不安、恐怖、心配事を吐き出して、頭の中がスッキリすると、子どもの成績も伸びます。