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2018年10月14日

退職しても居場所がなくて再雇用‼

 

 

 はじめましてなちゅらるばらんすです。

 

 ブログ訪問ありがとうございます。

 

 

 退職後、家に居場所がないという男性が多いです。

 

 60歳で定年を迎え、税金対策もあり1年だけ再任用と思っていたら・・・

 

 妻に家に居られたら困ると言われ、65歳まで再任用。

 

 ようやく家でゆっくりと思っても、もう少し働いたらと言われ。

 

 これは、学校で働いていた時のまわりの先生方の愚痴です。

 

 65歳を過ぎても、講師という形で働くことができます。

 

 

 私の高校の恩師が、60歳で退職し、奥さんも定年まで数年あるけれど一緒に教師を辞めたそうです。

 

 2人でゆっくりしようと思っていたら、奥さんの方は、習い事をはじめて、あちこちとびまわっていて、元同僚との飲み会に行ったりしているそうです。

 

 一緒にあちこち行こうといってたのに、1人で家にいることが多いと言っていました。

 

 理科の教員が不足していて、頼まれて仕方なく学校に復帰したと言っていました。

 

 

 

学校現場は

 

 団塊の世代が退職して、2012年から10年間で、全教員数の3分の1にあたる約15万人が姿を消すそうです。

 

 特に、今年度は、退職者のピークだそうです。

 

 1年間に15,000人近くが退職するそうです。

 

 ちょうど私たち世代40代が、あまりいません。

 

 今、退職されている先生方の話を聞くと、誰でも教員になれた世代だそうです。

 

 問題の多い先生と話していたら、教員になれば奨学金を返さなくてもいいから教員になったと言っていました。

 

 

 ある再任用の先生が、退職金で株をはじめました。

 

 最初は銀行にすすめられるまま、ちょっとやってみようという感じでした。

 

 でも、損してくると、だんだん熱が入って夢中でやっていました。

 

 勤務時間中にやっていて、仕事がすすまないし、授業を忘れていたり、授業に行っている間に株価が下がったと、仕事より株のことばかりになっていました。

 

 世間話をしながら、今年度の採用が終わったら、ゆっくりされたらどうですか?と言うと、

 

 ゆっくりしようかな?という返事でした。

 

 家に帰って、奥さんに言うと、働いてもらわないと困る、家にいられたら困ると言われ、落ち込んでいました。

 

 学校には、居場所のない高齢の先生方が多いです。

 

 

 でも、一部の先生は、退職後にやりたいことをやっておられます。

 

 私の前の席に、再任用の先生がおられました。

 

 私の父と同じ年でした。

 

 私にいろいろと質問されて、再任用後の計画を立てられていました。

 

 再任用が終わったら、機械科の先生でしたが、建築の資格をとりに行って、リフォームの仕事をやってみたいと言って、挑戦されました。

 

 また、情報科の先生は、ホームページの制作会社をたちあげられました。

 

 

 教師が楽しくて、死ぬまで教壇で・・・

 

というのならいいのですが。

 

 残念ながら、文句を言いながら残っている先生がほとんどです。

 

 自分たちの描いていた優雅な老後とは違ったみたいです。

 

 定年退職後は、妻と宇宙旅行と思っていたのにという先生もいました。

 

 

 

 

 

 

 うちの塾生で、定年まで工場で働いた方がおられます。

 

 ちょうど定年を迎える頃、夫婦で塾生になりました。

 

 再雇用で少し働かれたのですが、町会議員にならないかと言われました。

 

 そんなことできるご夫婦ではなかったのですが、選挙に立候補し、無事に当選しました。

 

 人前で話すことも苦手でしたが、新しい経験の連続で、4年の任期を楽しんでやってました。

 

 次の任期は、そのまま選挙なしでできるということでしたが、他の人に譲りました。

 

 次は、ずっとやりたかった剪定の仕事をされています。

 

 

 人生100年時代です。

 

 60歳で定年を迎え、居場所もなく、もとの職場に愚痴を言いながら居座り続けますか?

 

 それとも、第2の人生を謳歌しますか?

 

 

 

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