2018年10月15日
はじめましてなちゅらるばらんすです。
ブログ訪問ありがとうございます。
簡単に言うと、世代交代です。
団塊の世代が定年退職をしています。
2018年の定年退職者がピークだそうです。
2012年から10年間で、全教員数の3分の1にあたる約15万人が定年退職となるそうです。
2018年から2019年は、1年で約15,000人近くが退職するそうです。
ちょうど第2次ベビーブームで、大量に採用された教員が、定年退職を迎えています。
この世代の先生方と話していると、誰でも教員になれた時代だそうです。
奨学金を返さなくてもいいからという理由で、教員になったという先生もいます。
最近の教員採用試験は、倍率も低く、誰でも教員になれる時代になってきているのかもしれません。
試験が免除になることも多いようです。
採用試験の年齢制限は、50歳ぐらいまであがってきています。
ちょうど私たち40代以降は、教員採用が激減した世代です。
私たちが、20代、30代の頃は、教員の平均年齢が40代後半でした。
このまま高齢化したらどうなるんだ?と言われていました。
管理職待ちの教職員もたくさんいました。
県教委に勤めていた頃、ふつうは3年ぐらいで学校に戻る先生が、教頭や校長のあきがないからと、何年も教育委員会から出られない先生もいました。
試験には受かったのに、あきがないと言う先生も多かったです。
そんな時代から、今度はだれでも管理職になれる時代になってきました。
教職員の人数をみてみると、30代後半から40代半ばが少ないです。
今度は、20代から30代半ばの人数が多くなっています。
ドラマ「ゆとりですがなにか」で、小学校の先生で若くても主任になって悩む先生が描かれていました。
ゆとり世代、さとり世代の先生が、全体の大半を占めるようになってきています。
思い返せば、私たちの子どもの頃も、若い先生ばかりだったなあと思います。
新聞記事には、ゆとり教師が急増なんて書いていました。
敬語不使用、保護者に逆ギレのゆとり教師!
とくに小学校は、ということでした。
いちばん採用されやすいので、いろんな方が採用されているのかもしれませんね。
私は、高等学校に勤めていたのですが、
採用された高校が嫌だからと採用を辞退する先生や、
保護者会の時期だけ体調不良で休む先生、
教員1年目から大ベテランのように振舞う先生など
いろいろいました。
高等学校は、小中学校に比べて、再任用を受ける先生も多くて、
若い世代と60歳以上の割合が高かったです。
役職につく世代がいないので、再任用の先生方に役職がつくことも多く、
いつまでこきつかわれるのか?と言う先生も多かったです。
いろんな意味で、これからの学校は大変ですね。
茶髪やピアスなども、当たり前になってきて、いろんなことが変わってきています。
保護者も変わり、生徒も変わり。
40代、50代の教員にとって、いろんな意味で苦労するのかもしれませんね。