子育て相談で気持ちにゆとりを作ろう

子どもが生まれると、「親」としてのふるまいや責任が求められる場面が多くなります。しかし、「本当にこれでいいのかな…」と不安もいっぱいあるでしょう。そんな時に活用してほしいのが第三者からの意見が聞ける子育て相談です。子育て相談を受けることによって、気持ちのゆとりにつながります。

ここでは、子育てへの不安や悩みの原因、その克服法について考えてみましょう。

今や子育てに関する情報は、本やインターネットを通して入手しやすい時代になりました。「本に書いてあった通りにしているのに言うことを聞かない」、「他の人の育児体験談を参考にしても上手くいかない」など不安が高まり、子育てに自信を持てない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

子どもは一人ひとり性格も違えば、感受性も違うので、すべての子どもに当てはまる共通の育児法などありません。

また、長い子育ての間に全く不安を感じない親はいません。発育・友人関係・勉強・就職・結婚など、子どもの誕生から成人するまで、ほとんどの親は不安を抱えながら子育てに取り組んでいます。子育ての不安は、子どもへの愛情と責任があるからこその自然の感情なのです。

子育て問題の原因の多くは、親子関係であると言っても過言ではありません。例えば、子どもの力をあまり信じていない親は、何ごとにおいてもついつい干渉したり、過保護にしてしまったりします。そういう親の行動によって、子どもの自主性が育たないケースは少なくありません。

また、子どもが何か失敗すると、まるで自分の失敗と感じてしまう親も、子どもの自尊心を大きく傷付けてしまいます。しかしながら、多くの親は、子どもの自主性や自尊心を育てたくないと考えていません。親の子どもへの「愛情」と、その一方で「不安」が大きく影響していると考えられます。

子育てをするにあたって、「親の私がしっかりしないと…」という責任感は、子育てに対してポジティブに働く反面、子育てでの不安や悩みを自分一人で抱えてしまう危険性も持っています。親がうかない顔をしていると、子どもも不安になってしまいます。

こういった状況を克服するために、苦しいときは誰かに頼ることも必要です。第三者に話しを聞いてもらったり、助言してもらったりすることで、子育ての不安や悩みを少しでも取り除くことができるのではないでしょうか。