2018年3月3日
教育実習は、母校でやりたかったのですが、大学指定の岐阜県でしました。
(のちに、高校の同級生や恩師が待ってくれていたと知りました)
大学までは、片道3時間かかったので、教育実習は通えないと親に訴え続けました。
急に3年の後期から、1人暮らしを許され、岐阜と滋賀の暮らしが始まりました。
自宅と知人宅で塾を開いていたので、週末は滋賀で塾、家庭教師、公園でのバイトをしていました。
4回生になり、教育実習先が決まり、車がないと行けない学校だったので、車も買ってもらって教育実習へ。
新設校で若い先生が多い中学校でした。
担当の指導教員は、大学の先輩でした。
3週間でしたが、1週目から授業参観をしつつ、自分でも授業をしないといけなかったので、指導案作成、授業参観記録を書いたりしていると、毎日、日付が変わってからしか帰れませんでした。
若い先生が多かったからかと思いましたが、どこの学校も同じような感じだったようです。
教頭先生が、岐阜県の数学部会長だったので、いろんなことを教えていただきました。
指導教員の授業をまねて授業をしていたのですが、その授業方法について指導されたので、指導教員の先生に悪いなあと思うぐらいでした。
3週間、自分の授業をしない時間は、すべて授業参観し、部活動を終えてから、次の日の準備とレポート、教頭先生をはじめ、いろんな先生から研修を受けました。
ほとんど睡眠時間もなく、まだ、土曜日も授業のあったときだったので、ハードな3週間でした。
1年目に勤めた学校で、先輩の先生が授業を見に来られて、どこでそんな授業を習ったの?と驚かれることもありました。
岐阜に残ろうかとも思ったのですが、滋賀で講師をすることになりました。
滋賀県の中学校で働いて驚いたことは、定時の時間を過ぎると、先生方が学校に残っていないことです。
授業の準備をしていて、ふと顔をあげると、ほとんど先生がいないのであわてて帰ることが多かったです。
そして、教育実習生を見てびっくり、そんなんでいいの?って思いました。
17時過ぎにみんな帰っていくし、授業をするのも最後の週の研究授業ぐらいで、空き時間も多く、びっくりしました。
ところかわれば、ずいぶん違うんだなあと思いました。
岐阜県は、友人の話を聞いていると、小学校も同じ感じだそうです。
旦那さんが、日付が変わらない時間に帰ってくることはないと言っていました。
遅くまで働くことがいいとは思いません。
滋賀県でも、遅くまで残っている先生もいます。
見ていると、17時まではダラダラしていて、夕方から仕事を始める人が多いです。
県庁に勤めていた時も、そういう方がおられました。
ただ、学校と違い、残業手当が出るので大きな差があります。
教員の場合同じ教育委員会にいても、県庁職員と違って残業手当はないという不満を聞きました。
県庁や市役所は、残業の多い部署だと、給料が倍ぐらいになると聞きます。
教員の超過勤務が問題になっています。
地域によって、違うのかもしれません。
給食指導は、岐阜県は教室ではなく、全校生徒が入れる給食室があり、掃除をしている間にと給食係がの配膳をしていて、いいなあと思いました。
新設校だから設備がよかったのかもしれません。
中学校にも、図書館司書がいました。
滋賀県では、高等学校しか配置されていません。
違う環境をみられた点では、大学指定の学校で受けてよかったかなと思います。
逆だったら、しんどかっただろうなあと思います。
厳しいところを見て、楽な方に来たからいいですが。
当時は、岐阜県で新規採用された教員が自殺したという話も聞きました。