2018年5月16日
10年前、不登校訪問支援員、オアシス相談員、スクールソーシャルワーカーをしていました。
引きこもっている子が教室に復帰したり、発達障害の子どもがそうでなくなったり、成果がありました。
そうすることが仕事だと思っていたし、それが広まればいいなあと思っていました。
でも、実際に言われたことは、問題がなくなったら予算をもらえなくなるから困るということでした。
今やっていることは、無償で主婦がやる学習ボランティアを試験的にやっているだけと言われました。
学校の現場では困っているのに、解決して文句言われるとは・・・と思って、いずれ必要と思ってくれる人がいればと辞めました。
そこでのノウハウを、高校生で試したいと、教員として勤めました。
高校生だから遅いということもなく、手ごたえがありました。
教育相談の研究会に参加したこともありますが、なんだか自分がどれだけ大変なことをしているか、という自慢大会みたいで、うまくいった話に食いついてくる人もいませんでした。
結局、気持ちのない人に何を言ってもダメということがわかりました。
本当に必要と思っている人に、変わりたいと思っている人にと思って、教員も辞めました。
そんななか、開店当初からの塾生の70歳のおばあさんが、学習ボランティアになりました。
学校とは無縁の方です。
思っていることは現実化します。
この方を通して、子どもたちだけでなく関わる先生方も変わっていけばいいなあと思います。
私がやっていた頃は、教員免許のある先生が、非常勤講師としていろんな支援員がいました。
でも、発達障害の子を教室の外に連れ出して虐待している先生もいました。
制度によって予算が違うだけで、何でもいいから支援員がたくさんいたという感じです。
これから日本は、高齢者を中心としたいろんなボラティアに支えられていくのかもしれません。
学習ボランティア、登下校の見守り。
それが、安全かどうかはわかりません。
いろんな人が学校に入ってくるのですから、危険があるかもしれません。
外から侵入する不審者には、どこの学校も対応できるようになってきています。
でも、学校の中に入ってきている人が不審者だとは想定していません。
最近は、見るからに不審者という人が犯罪を犯すとは限らないのです。
いい人が犯罪者になるからこわいのです。
部活指導など、これから、教員以外の人が学校で子どもと接する機会は多いです。
何かあった時の対応を考えているのか?とも思います。
子どものちょっとした発言で、カッとなることもあるかもしれません。