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2018年6月5日

中谷彰宏著 孤独が人生を豊かにする

 

 

 

 孤独が人生を豊かにする 中谷彰宏著

 

 タイトルを見て、共感するものがあり、購入しました。

 

 最初に

 

  「みんなと話があわなくなるのは、君が成長したからだ。

  孤独になることでますます成長できる」中谷彰宏

 

 と記されています。

 

 そして、

  この本は、3人のために書きました。

   ①孤独、が寂しい人。

   ②孤独を、楽しみたい人。

   ③孤独な人を、応援したい人。

 

 

 私は、今まで多くの人と出会ってきました。

 そのとき、必要な人と出会い、成長してきたと思います。

 携帯の電話帳にたくさん登録があって、それで満足していたときもありました。

 でも、連絡をとっていない友人や知人がほとんどでした。

 ただ、メールアドレス変更しましたという連絡がくるだけです。

 多くの人とワイワイしていても、孤独を感じることが多かったです。

 10年前、携帯電話の電話番号も一緒に変えました。

 そして、そのときに連絡を取っている人、お客さん以外の連絡先をすべて携帯とともに消去しました。

 消去した知人でも、つながってくる人はいました。

 お店の番号は、そのまま使っていたので。

 口コミだけでやっていたので、知人と連絡をたってやっていけるのか不安でしたが、マイナスになる知人はいないほうがうまくいくことに気付きました。

 不思議と、人とつながりをたった後の方が孤独を感じませんでした。

 

 この「孤独が人生を豊かにする」という本では、一流の孤独と二流の孤独と表現されていました。

 一流の孤独とは、自分が成長したことによってまわりの人たちとあわなくなり、孤独になる。

 そして、その孤独をバネにする。

 孤独を体験しなければ、大人になることはできない。

 

 人生は、常に2つの選択があるのかもしれません。

  ①仲間と別れて成長をとる

  ②成長を捨てて仲間と一緒にいる

 

 ある先生と話していると、「この子はいつも1人で過ごしていて心配だ。」と言います。

 常に集団の中にいない子は、人と関われない子、孤独な子だと心配します。

 果たして、そうでしょうか?

 休み時間、本を読んでいることが多いです。

 でも、困っている子にそっと助けを出したり、いろんなことが見えています。

 わからないことはわからないと言い、質問することもできます。

 自分をしっかりもっているから、人のことも見えてくるのだと思います。

 この先生の中では、孤独=かわいそう、気の毒というイメージがあるのでしょう。

 その先生自身が、悩んで相談に来るときは、自分が孤独で、まわりの先生からいじわるをされていると感じるときです。

 孤独を楽しむことができないのです。

 多くの人は、SNSでつながっている人、友人が多いけれども、孤独を感じて、不安に思っている人が多いと思います。

 

 塾生のなかでも、近所のつきあいが大事で、ここから離れる人生なんて考えられないと話していました。

 最近では、その付き合いが苦痛なので、1人で外に習い事にでて、そこでできた仲間との付き合いが楽しくなってきたと話します。

 あんなに無理って言ってたのに、70歳を過ぎて、新しい友人ができています。

 そのつながりで、小学校で学習支援ボランティアに参加することになったそうです。

 不安もあるけれど、ワクワクすると話しておられました。

 

 今の集団から抜けるのはこわいかもしれません。

 でも、1人で新しいことに挑戦してみると、また新しい出会いがあります。

 

 私は、答え合わせをするような感じで読み進めていきました。

 

 人生を豊かにする孤独を体感してみてください。

 

 おすすめの本です。