2018年7月3日
学級崩壊したり、落ち着きのない子が多かったり、いろんな問題があります。
支援員をしていた頃に、多くの学級崩壊した小学校を見てきました。
中学校や高等学校で、数学科教員として働いてきました。
中学校や高等学校は教科担当制なので、担任の影響が少ないように思います。
しかし、授業をしていると、その日の担任の精神状態がわかります。
ストレスがたまっているな、体調がよくないなあと、見えてきます。
生徒の落ち着きがなかったり、調子が悪かったり。
小学校の学級崩壊のクラスに入ることも多かったのですが、そこで見えてきたものがあります。
最初は、教室に入れない子、落ち着きのない子、トラブルを起こす子、1人1人をみていました。
たしかに、1人1人対応していくと、発達障がいと言われていた子でも問題なく、それどころか、能力が高くなりました。
でも、1人1人が問題ではないことがわかり、簡単なことでした。
それは、担任の持っている不安が原因だったことがわかったのです。
担任と話し、自分の中にある不安、恐怖、心配事を吐き出していき、安心が得られると、子どもたちがうそのように変わりました。
クラスの子から集団でいじめられていた子が、強くなり、問題がなくなっていきました。
すべては、教師の心の中に原因がありました。
小学校に限らず、中学校や高等学校でも、担任の思いが変わるだけで、子どもは変わってしまうのです。
プライドが高く、弱音を吐けない先生がいます。
さっさと降参すれば、楽になるのになあと思いますが、仕方ないです。
手を出せないので、降参するまで待つしかありません。
常に不安を抱えている先生は多いです。
見せていない先生も多いです。
不安が安心に変わるだけで、クラスの様子は変わります。
そして、学校全体が落ち着かないとき、校長先生の心を安心に変えれば劇的に変わります。
校長先生の中には、事なかれ主義で問題を隠す先生がいます。
そういう学校は、よくなるどころか、さらに悪くなります。
事件になり、警察のお世話になるケースもたくさん見てきました。
教師の思いが現実化しているだけなのです。
教師の中にある不安、恐怖、心配事を吐き出せば、安心に変わり、問題は解決していくのです。
カウンセラーや専門家が問題解決にあたったとき、たいてい問題が悪化していきます。
なんで、専門家なのに、解決できないんだろう?と思います。
カウンセリングを受ける前と受けた後の生徒、教師の様子を比べてわかりました。
不安が大きくなり、自己否定心が大きくなっているのです。
ますます追い詰められ、状況が悪化していくのです。
アドバイスしてくれることは、その通りなのです。
でも、言われれば言われるほど、人はどんどん追い詰められていくし、そうすればいいことは、本人がいちばんわかっているのです。
不安、恐怖、心配事を吐き出すと、今までできなかったこともできるようになります。
それは、やらねばならぬ、ではなく、やりたいに変わるからです。
ちょっとした思い方1つで、同じ行動をしても、結果は違うのです。
ある教育相談担当の先生が、私と話した不登校の生徒が鼻歌を歌いながら帰っていくのを見て、驚いていたことがあります。
どうしたらあんなに、スッキリして鼻歌まで歌ってしまうのですか?
子どもは、教師や親など大人たちのストレスを受けているのです。
心の中にあるものを出してしまえば、スッキリするのです。
男性がよく、女性の悩みを聞くときは聞くだけでいい、アドバイスを求めているのではないと言っています。
女性に限らず、人は答えを求めているのではなく、自分の中に答えはあるのです。
話を聞いてもらっているうちに、その答えにいきつくのです。
不安、恐怖、心配事を吐き出せば、迷いなくすすむことができるのです。
クラスをよくしたければ、生徒に何かするのではなく、自分の毒を吐き出すだけでいいのです。
ごちゃごちゃ思うから、子どもたちは迷走してしまうのです。
相談に来られる先生にいつも言うこと、ごちゃごちゃ心配しなくてもあなたの生徒は大心配しなければうまくいきますよ。
「心配辞めたらうまくいった」と返事をいただきます。
Line@で、無料相談を受けています。
不安、恐怖、心配事を吐き出してみてください。