2018年7月18日
心の中で思っていること、意外と伝わってしまうものです。
教師が思っていること、行動やことばにでているときもあります。
いじめの原因が、教師のことばがきっかけということもあります。
何気なく発していること、子どもを傷つけています。
いろんなことを見透かされています。
隠していても、バレています。
よく見ています。
自分に興味がないということも気付いています。
気付いているから、振り向いてほしくて、お化粧をしてみたり、授業中、ふざけてみたりするのです。
本当は、がんばって成績を伸ばしてほめてほしいけど、それができないから、苦しいのです。
保健室に行くというのもそうです。
気にしてほしいのです。
保健室に来室すると、必ず、担任に連絡します。
これは、意外と大事なのです。
担任も忙しいし、連絡しても、嫌そうにする先生も多いです。
でも、最初に来室したとき、担任が来るか、来ないかで、違うのです。
たとえ、本当に体調が悪くて来室していても、このひと手間が大事なのです。
たとえ数分でも、自分のことを心配して来てくれたということが大事なのです。
たとえ嫌われても、面倒くさそうにされても、連絡を入れます。
そこで、動くか、動かないか、それは担任にまかせます。
このひと手間をするだけで、子どもは変わります。
「先生に連絡しないで」は、連絡してということです。
心配してほしいのです。
保健室で対応している先生も、いちいち連絡をするのは面倒だし、連絡しても嫌そうにされるし・・・という気持ちがあります。
でも、これも大事な仕事なのです。
その先生が来なかったら、その先生が大変になるだけなので、そこはまかせればいいと思います。
なかには、嫌そうに、面倒くさそうに来る先生もいます。
でも、来ないよりはマシだと思います。
連絡しても、伝言を頼んだ先生が伝えていないときもあります。
そのとき来れなくても、「大丈夫か?」と一声かけてもらえるだけでもいいのですが、知らないので声をかけられない。
子どもは、いろんなことでSOSを出しています。
はじめが大事です。
そこで、満足を得られなければ、どんどんエスカレートしていきます。
小学生だけでなく中学生や高校生でも同じです。
大人でも同じなのだと思います。
最近は、保健室にやってくる先生も多いです。
いい大人のおじさんが、ちょこちょこやってきます。
「傷テープください」「薬ください」「体調が悪いから少し休ませてください」
よくやってくる先生いませんか?
そういう先生は、生徒のことで呼ぶと喜んでやってきます。
承認欲求が満たされていない、自分を気にしてほしい、先生です。
その先生を巻き込んでいくと、生徒も先生も元気になります。
悪いなあと思って呼んでいると、その思いが伝わっていい働きをしてくれません。
でも、頼りにすれば、その先生も、生徒も、元気になるのです。
ときには、よく来室する生徒も使ってあげると、頼りにされたと元気になっていきます。
養護教諭や教育相談担当者が動くのではなく、教師も生徒も使っていくとうまくいくのです。