2018年8月20日
家庭教師を仕事としてやっている方、アルバイトでやっている学生さん、いろいろおられると思います。
私たちの学生の頃は、バイトとしていい時代だったかなと思います。
最近は、家庭教師や塾もブラックバイトと言われています。
家庭教師をやっていて気付いたことがあります。
それは、営業の方がどのようにして仕事をとってきたかで、ぜんぜん違うということです。
働きやすさがちがいます。
ブラックバイトにならないためには、いい営業の方のとってきた仕事をやれるかです。
教育業界だけでなく、どんな業種でも言えることですが、お客さんに媚びて、お願いしてとってきた仕事は、ダメです。
私も、大学生の頃から15年ぐらいやっていました。
ほとんどが知り合いに頼まれてやっていました。
そんな中で2社、家庭教師の会社に登録して、やったことがあります。
大学のときの会社は、最初ベテランの営業の方がとってこられた仕事で、時給も交通費もかなりよくて、仕事もやりやすかったです。
何人かいた中で、1人だけ若い営業の方がとってこられた生徒を受け持った時、営業の方が違うだけでこんなに違うのだなあと感じたものです。
あともう1回は、35歳のときに、仕事を全部やめたとき、一緒に勤めていた後輩が紹介してくれました。
事務員さんに人気だったみたいで、その先生の紹介だと言うとすぐに仕事がきました。
1人目は、高校3年生の女の子でした。
急に、前任者が辞めたということでした。
高校3年の夏、入試直前です。
しばらくすると、友だちも家庭教師をしたいということで、個人的に行ってもよかったのですが、会社を通しました。
すぐに、1人増えたので、また、次の生徒を担当させてくれました。
夏休みの補習を、全員が申し込んでくれました。
すると、営業兼所長さんは、次々に、生徒を担当させてくれました。
ちょっとのつもりが、追加の仕事をとってくるから、どんどんまわしてくれるようになりました。
高校生も多かったので、融通のきく子は深夜にお願いして、夕方から深夜まで、予定がつまるようになりました。
半年たって、高校3年生は卒業しましたが、中学3年生は、全員契約を更新すると言ってくれました。
体が悪くなって休んでいたのに、忙しくなって、さらに体も悪くなりやめることにしました。
ちょうど、このなちゅらるばらんすを始めることになり、年度末で辞めることにしました。
最初は、アルバイトをしながらと思っていました。
家庭教師は、ほとんど正座しての仕事でした。
骨盤がずれて、パートナーになおしてもらっても、すぐにずれてしまいます。
そんなこともあり、辞めることにしました。
辞める時、なかなかすごかったです。
やさしくすりよってきていた所長が、まるでやくざかと思うぐらい変わりました。
もともと会社の営業さんも、すぐに辞めているようで、たまたま私と同じ時期にその営業所にきた方でした。
「いい仕事をぜんぶまわしてやってたのに」
「時給だって、入ってすぐに上のランクからやらせてやった」
「次は、スーパー家庭教師にしてやってもいいから残れ」
というのも、私が辞めるということを聞いて、半分ぐらい更新してもらえなかったそうです。
最後には
「仕事をぜんぶ横取りしたんやろ。会社の調査が入るけどいいのか」
と脅してきました。
更新すると言って辞めた生徒は、入試も終わったし、辞めようと思ってたけどと、更新すると言ってくれてた生徒です。
どの保護者も、営業さんのことは頼りない、任せても大丈夫かと思うぐらい弱い人だったと言っていました。
私の登録していた2社は、どちらもなくなっています。
会社はあるのかもしれませんが、滋賀県内にはありません。
家庭教師の料金って、ネットで見てものっていません。
営業さんの言っていたのは、この家はとれるか判断するそうです。
家庭教師のランクとして料金設定がありますが、この家だったらこれぐらいいけるかな?と値段を決めるそうです。
あと、交通費として、金額をあげるようです。
いい値段と言われても、横のつながりがないので、本当のところはわかりませんが。
値段単価の高い生徒から、追加をたくさんとれば,営業成績もあがったのかもしれませんね。
追加をくれたのは、子どもがやる気を出してがんばっている姿を見て、親もがんばってくれたのだと思います。
私は、追加をすすめたことなくて、申込用紙を渡しただけです。
お願いをして追加するものでもないです。
やる気がないのに、申し込んでも効果はありませんから。
その当時、精神的に追い込まれていたと思います。
最近まで、ときどき見る悪夢。
それは、スケジュールに1人の生徒が抜け落ちていている夢。
いつから言ってないのだろう?
どうしよう?
と思って、目が覚める。
家庭教師だけでなく、病弱教育巡回訪問指導員のときの夢も見ます。
時間に追われていたんだなあと思います。