2018年11月6日
はじめましてなちゅらるばらんすです。
ブログ訪問ありがとうございます。
朝の読書タイムは、小学校や中学校で行われています。
私の勤めていた高等学校は、教育困難校でした。
小中学校で、朝読書が行われていましたが、読んだことないという子どもがほとんどでした。
落ち着きがなかったり、遅刻者が多い学校でした。
図書室の利用が県内の高校の中で、最低ということで、県教委から指導が入りました。
司書教諭が10年以上かわっていなかったので、書庫の中に新しい本が山積みになったままでした。
図書館を改善し、子どもたちに何とか本を読ませられないか?と話し合いました。
そこで、朝読書をやってみようということになりました。
いきなり毎日というのは、教師の負担もあるということで、期間限定で行いました。
長期休暇のあとや、行事のあとは、切り替えが難しいです。
生活も乱れて、遅刻も多く、学習に集中することができないです。
まずは、長期休暇あけ、行事のあとの1週間を読書週間にしました。
最初は、本どころか、まんがも読めない子ばかりで、教員は無理だと思っていました。
でも、だんだん集中力ができ、生徒の様子がかわりました。
遅刻者も減り、ガチャガチャした雰囲気もなくなり、落ち着いて学校生活を送るようになりました。
そこから、本に興味を持つ子も増え、図書館で本を借りる子も増えていきました。
この学校では、服装頭髪検査が定期的にあり、各クラス3~4名の教員のチームがあったので、担任だけの負担にならずにできました。
次に勤務した学校も教育困難校でした。
県内でいちばん荒れている学校でした。
朝読書ではなく、基礎学力をあげるため、5分ぐらいでできるプリントをやることになりました。
この学校では、1年をとおして、朝のSHRの時間を5分長くして取り組みました。
最初は大変でしたが、やはり遅刻者が減ったり、落ち着いて問題をするようになりました。
子どもに限らず、大人も、朝の読書やゆったりした時間を過ごすというのは、仕事にも影響すると思います。
朝読書ではありませんが、読書で、子どもがかわることもよくあります。
以前、塾で、アスペルガーの中学生男子を見ていました。
学校では体育館の屋根の上にいたり、木に登ったりしていたそうです。
最初は、塾でも暴れまわっていました。
私は、怒らずに、とことん付き合います。
参考書だけでなく、いろんな本を買ってきて、本棚に置いておきました。
夏休み中、ずっと塾に来ていたので、本を1冊渡してみました。
すると、集中して1日中読んでいました。
毎日、ずっと集中して読み続けていました。
それをきっかけに、勉強もするようになりました。
走りまわっていた子が、落ち着いて学習できるようになりました。
まわりにいる子もびっくりしていました。
つられて、集中して勉強していました。
朝、ゆったりした気持ちだと、1日の仕事もかわります。
朝からバタバタしている人は、1日中バタバタしてますよね。
そのまま次の日も・・・
朝の5分でも、ゆったりとする時間をとるだけで、1日の仕事量はかわります。
私も、ずっとバタバタしていた時期があるのでよくわかります。