2019年2月28日
はじめましてなちゅらるばらんすです。
ブログ訪問ありがとうございます。
漫画「パーフェクトワールド」が無料で試し読みができたので読んでみました。
最新話 第45話 EKiss3月号はこちら>>
読んでみた感想は、最新話では、ハッピーエンドでよかった!なんですが、なぜかモヤモヤが残る!
このモヤモヤは何だろう?と思って、モヤモヤポイントを考えてみました。
登場人物が、みんないい人なんですよね。
主人公は、ハッピーエンドだったけど、第45話のラストに、樹とつぐみが1度別れてそれぞれが付き合った2人がでてくるのですが、いい人だけにモヤモヤする!
フィクションなので、そういう人も必要なのですが。
やはりいい人っていうのは、幸せになれないんですよね。
主人公のつぐみ、樹もそうですが、まわりの幸せばかり考えているときは、幸せではなかった。
相手の幸せのために、家族のためにという人のことではなく、自分がどうしたいのかという気持ちに素直に行動して得られた幸せだと思います。
それによって傷つけてしまった人もいるけれど、違う人のことを思い続けて一緒にいても、結局みんな不幸になってしまうのです。
インテリアデザイン会社に勤める 26歳の川奈つぐみは、取引先の設計事務所との飲み会で、高校の同級生で初恋の相手・鮎川樹と再会します。
高校の時、樹に彼女ができてから、あまり話すことはなくなって、そのまま卒業、それ以来の再会です。
彼が帰るとき、車イスに乗る障がい者になっていることに気付き驚きます。
大学の時、交通事故で脊髄損傷したことをあとで知ります。
思いがけない再会でトキメイタのに、車イスで帰る姿を見て一歩引いてしまった自分がいて戸惑ってしまいます。
一緒に仕事をしたり、食事をするなかで、自分が障がい者だから恋人には無理と思っていることにショックを受けます。
事故の後、彼女とも別れ、自分が恋愛することはないと言われてしまい、拒絶されていることにショックも受け。
そんなとき、コンペの仕事の無理が重なり、樹が入院します。
ひどい褥瘡ができ、高熱を出して入院します。
ベットから起き上がれず、高熱の続く中、仕事をする姿を見て、あきらめるように言うと、いつ死ぬかもわからない、次があるかわからないからと仕事をする姿を見て、事故にあってから1人でたたかっているんだと気付き、思い変わっていきます。
車イスの設計士ということで、車イス生活になった人のリフォームや家を建てる仕事を一緒にやっていくようになります。
いろんなことを乗り越え、一度は付き合うけれども、お互いのことを思って別れてしまいます。
親の反対やヘルパーから彼にふさわしいのはあなたでなく自分だと言われたり・・・
震災のシーンもあり、避難所に行っても、そこでは自分は避難することもできない現状があったり。
eBookJapanで、1話から3話まで、期間限定で無料ダウンロードできます。
まずは、無料で読んでみてください。
最新話は、Kiss3月号です。
感動の・・・
EKiss5月号から新しい場所へ
漫画ですが、よくある薄っぺらい感動ものとは違って、ていねいに描かれているなあと思います。
病気やけがで、今まで当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなってしまう。
受け入れることができないことだと思います。
鮎川樹は、車イス生活になっても、大学に復学し、子どもの頃からの夢の建築家になっています。
休みの日には、車イスバスケをしたりしています。
私は、聴覚障がい者の要約筆記をしていたことがあります。
ストレスや病気で、聴覚を失った人の筆記ボランティアをしてました。
そのときに教えてもらったことは、筆記者を必要として活動している人は少ないということです。
外にでることなく、引きこもってしまう人が大半だと言われました。
バリアフリーと言われていますが、障がい者に対する目もまだまだ冷たいのが現状です。
少し思いが変わるだけで、行動や体も変わってくると思います。
最新話で、樹の母がつぐみに、近所でも評判の自慢の息子が、夢も未来もない・・・幸せがないと思って、自分が受け入れられなかったと話しています。
樹は、今まで毎日、できないことの後悔ばかりの毎日だったけど、これからは減っていくのではないかなと話します。
健康だから、五体満足だから幸せなんでしょうか?
あるもの、自分の持っているものに気付かず、ないものばかり、人と比べて生きている人より、できたことが増えていく、2人で喜べる人生の方が幸福感があるのではないでしょうか?
この漫画を読みながら、まだまだ自分にないものを見ていることに気付きました。
医学では、無理と言われていても、医学ではわからないこともおきますよね。
医師から無理と言われても、思い方しだいでは奇跡が起こると思います。
お付き合いをする前、「幻肢痛」におそわれるシーンがありました。
麻痺しているので、痛みを感じるはずがないけど、激痛に苦しむそうです。
足を切断した人が、足がないのに痛みを感じるものと同じだそうです。
激痛に耐えながら、不必要だとわかっていても痛み止めを飲むのだそうです。
薬を飲もうかとおもったとき、つぐみから電話があり、おしゃべりしている間に痛みがうすれ、薬を飲まなくてもよくなったというシーンがありました。
ホッとしたり、安心感を得るだけで、違うと思います。
一度 付き合うけれども、支える人ががんばりすぎて、過呼吸になったり、大けがをしたりして、お互いのことを思って別れてしまいます。
事故直後から、看護師、ヘルパーをして樹を支えてきた女性から、あなたには無理だ、支えられるのは自分だけを言われて、身をひいてしまったり。
完璧にこなせる人がいいのかというと、お互いに不完全同士だからいいのだと思います。
たりないところを補いながら成長していけるのだと思います。
離れたからこそ、一緒にいられる喜びも大きくなる。
無難に、うすーく付き合っている夫婦より、幸福感があるかもしれません。
そこまでいくまでに、たくさんの試練にあっているのですが。
来月号から、新しい場所で・・・ということですが、続きが楽しみだなあと思います。
映画 パーフェクトワールド 君といる奇跡
昨年の10月に公開された映画「パーフェクトワールド 君といる奇跡」は、
主演は、岩田剛典さんと杉咲花さん。
4月からはじまるフジテレビの火曜9時ドラマは、パーフェクトワールドです。
主演の樹役は、松坂桃李さん、つぐみ役は 山本美月さんです。