2019年5月5日
はじめましてなちゅらるばらんすです。
ブログ訪問ありがとうございます。
10連休もあと1日となりました。
学校生活にも慣れたところでの10連休。
5月病にかかる子どもたちも増えるのではないでしょうか?
子どもだけでなく、大人もそうです。
不登校訪問支援員をしていたころ、不登校のきっかけが生活を戻せないことだとわかりました。
その他にもいろいろあるんですが、いちばん大きな原因なんです。
10連休だからと、課題もたくさん出ているのではないでしょうか?
課題ができていなくて、学校に行きづらいということもあります。
運動部の子どもたちは、連休中の遠征や部活動で疲れ果てているかもしれません。
寒暖差も大きくて体調を崩している子も多いかもしれません。
連休明けの授業でいちばん大変なのは、生徒が疲れ切っているということです。
進学校の生徒は、ゴールデンウィークを境に不登校になってしまう子も多いです。
ゴールデンウィーク中にかなりの課題がでます。
休み明けにテストをするところも多いと思います。
進学校に限らずですが。
中学校まで成績上位だったのに、高校生になって挫折を味わう時期です。
課題の多さとテスト結果に絶望してしまいます。
以前、ある塾で大検を受ける3人の生徒をみていました。
3人とも学年も違いましたが、通っていた高校は同じでした。
話を聞いてみると、3人とも高1のゴールデンウィーク後に不登校になり中退していました。
ゴールデンウィーク中の課題の量がおかしい、と言っていました。
ゴールデンウィークが終わると、課題テストもあり、そこで脱落したと話していました。
まじめだから、そうなってしまうのかもしれません。
要領よくやったり、手を抜いたりできないから、不登校になってしまうのです。
課題の量だけでなく、教師から浴びせられることばも原因です。
自分のことを全否定されているようなことばを言われます。
引きこもりの子、不登校の子、教室に入りづらい子、いろんな子と接してきましたが、人格を否定されるかのようなことばが引き金になっていることがほとんどです。
教師や親からのことばが、子どもを追い込んでしまっています。
いったん自己否定心ができると、どんどん大きくなっていきます。
日本の教育は、否定をして恐怖を与えるかんじです。
でも、成績が伸びるのは、学習の量ではありません。
学校で教えていて、驚くことが多かったです。
ずっとテストの点数が1ケタとか、なんとか2ケタだった子が、いきなり80点以上とったりします。
今まで「できない」と洗脳されていたのが、解けたときです。
高校生の数学を教えていて、私自身も算数からつまづいている子だから、算数から何とかしないと・・・と思っていました。
でも、生徒に教えられたのですが、そんなことは必要なかったんです。
ずっとできなかったことが、あるときからできてしまうのです。
子どもの中の自己否定心がなくなれば、できてしまうのです。
自治体によっては、授業時間を確保するために、もう休みでない学校もあるようです。
今年は、不登校になる子、自殺を考える子も増えるのではないでしょうか?
ちょっとした変化を見逃さないことが大事です。
保健室に来たり、学校を休む子の方が、まだ安心かもしれません。
助けを求められない子のちょっとしたサインを見逃さないことです。
生徒だけでなく、教師の5月病も心配ですね。
講師の依頼が増える時期でもあります。
ある校長先生に言われたことがあります。
県教委は、使える先生を雇ってほしい。
正規教員ほどすぐに休職してしまう。
講師の方がいい先生が多いと。
私たち講師は、安定していないからこそがんばれるんだなあと思うことがありました。
採用されていたら、今の自分はなかったと思います。
次の仕事につながるのでがんばれたし、がんばっていると管理職の先生が次の仕事を紹介してくれました。
まじめだから、うまくいかないことがあると休んでしまうのかもしれません。
学生時代に挫折してこなかったから、ちょっとしたことで立ち直れなくなるのかもしれません。
最近は、子どものケアだけでなく、教師のケアも必要です。
子どものケアより、教師のケアをした方が生徒の問題行動は減ります。
教育相談担当の先生は、生徒のケアも大事ですが、まず教師に目を向けた方がいいかもしれませんね。