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2019年11月9日

教員のいじめ問題

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 はじめましてなちゅらるばらんすです。

 

 ブログ訪問ありがとうございます。

 

 

 教員のいじめ問題が、注目されています。

 

 ようやく問題が表にでてきたのかと思います。

 

 特別なことのように報道されていますが、よくあることです。

 

 神戸市東須磨小学校で起きた教師のいじめは、昔の体育会系のノリって感じですね。

 

 いじめているという自覚はないのかもしれません。

 

 子どものいじめと同様、受ける側がどう感じているかなのです。

 

 まわりの先生も、あれはいじめてるのではない、あの人はそんな人ではないと言うかもしれません。

 

 私も、経験があります。

 

 3人の先生からセクハラを受けたことがあります。

 

 3人ともタイプの違う先生でした。

 

 まわりの先生の反応が違ったのは、今回のいじめ事件のようなタイプの先生の場合、深い意味はないし、あの先生は悪気がないよと言われました。

 

 東須磨小学校の加害教員も、今までそんな感じだったのかもしれません。

 

 子どものいじめも同様です。

 

 いじめられているのか、仲良くじゃれあっているのか、判断が難しいことが多いです。

 

 いじめ問題が発覚した時、先生がよく言われることは、仲がいいと思っていた。

 

 いつも一緒にじゃれあってる感じで仲がいいと思っていた。

 

 どんどんエスカレートしてしまいます。

 

 

 テレビでコメンテータの方が、教師がこんなことをして・・・と怒っておられます。

 

 教師ほど子どもっぽい集団はいないのかもしれません。

 

 いい意味でも、悪い意味でも。

 

 ほとんどの教員は、学校という世界しか知りません。

 

 自分の学生時代、就職後も学校という世界です。

 

 子どもの方が大人だなあと思うことが多いです。

 

 最近の子どもは、大人に合わせて対応を変えている子も多いです。

 

 

 

 子どものいじめがなくならないのは、教師のいじめがなくならないからです。

 

 私は、教師のいじめをなくさない限り、子どものいじめはなくならないと思っています。

 

 子どものいじめが増えてきているということは、教師のいじめも増えてきているということです。

 

 

 神戸市は、加害教員の給料を差し止めたり、解雇を考えているようです。

 

 それで、解決するのでしょうか?

 

 厳罰を与えれば与えるほど、問題は多くなっていきます。

 

 教員の問題行動は増えていく一方です。

 

 いじめももっと陰湿化するでしょう。

 

 教員の犯罪も増えていきます。

 

 

 やってはいけないと、言えば言うほど、増えていくのです。

 

 テレビで、いろんな犯罪を報道します。

 

 やってはいけないと、報道すればするほど、増えていってます。

 

 ダメだとわかっていることを、やってはいけないとインプットすればするほど、やってしまうのです。

 

 

 

教員に何が必要か?

 

 必要なのは罰ではないのです。

 

 何かが起こると、厳罰が増えていきます。

 

 法改正もされていきます。

 

 でも、犯罪はどんどん増えていきます。

 

 なぜでしょうか?

 

 ダメだと言われるほど、そのほうに流れてしまうからです。

 

 

 必要なのは、厳罰ではないのです。

 

 緩める方をしなくてはいけないのです。

 

 どうしていじめてしまうのか?

 

 それは心が満たされていないからです。

 

 人がうまくやっているように見えます。

 

 いい人であればあるほど、ストレスはたまります。

 

 吐き出すことがないのです。

 

 生徒から、保護者から、同僚の教員から、責められているように感じることは多いと思います。

 

 教員は、優等生できた人が多いので、弱音を吐いたり、きくということができない人が多いのです。

 

 生徒のいじめ問題、学級崩壊など、問題を抱えた先生方と話すと、問題が解決していきます。

 

 なぜか?

 

 市教委の方に、魔法でも使ってるの?と聞かれたことがあります。

 

 ふつうは、指導すると、ダメなところを指摘して、ますます追い込んでいきます。

 

 でも私は、緩めることをするのです。

 

 やってはいけない、自分がダメだとわかっているのです。

 

 失敗や否定されることにおびえて、動けなくなっていることが多いのです。

 

 弱音を吐いて、不安、恐怖、心配事を吐き出せば、自分のやりたいことがでてきます。

 

 思いが変わるだけで、行動が変わり、結果が変わります。

 

 

 神戸市の教員のいじめ事件をきっかけに、ますます教員間のいじめは増えるのではないでしょうか?

 

 病気の先生も増えるかもしれません。

 

 委縮すると、負のスパイラルに入っていきます。

 

 

 学校に限らず、企業であっても同じです。

 

 社会の中で制限がどんどん増えてきています。

 

 ハラスメントもそうです。

 

 ダメだと思うほど、委縮すればするほど、そっちにいってしまうのです。

 

 

 

いじめを受けている先生の対応は? 

 

 いじめを受けている生徒や先生はどうすればいいのでしょうか?

 

 いじめている側でなく、いじめられている側を変えることで状況は変わります。

 

 クラスで集団いじめにあっている子の対応をしていて気付きました。

 

 とにかく、気持ちを吐き出させることです。

 

 無理に何かを聞き出すのではなく、話したいことを話させるのです。

 

 その話に、答えはいらないので、頷くだけでいいのです。

 

 関係のない話でも、思っていることをぜんぶ吐き出す。

 

 週1回、40分だけでしたが、変わりました。

 

 時間もそんなにかかりませんでした。

 

 話の内容が変わります。

 

 不安、恐怖、心配事を話すと、前向きになるのです。

 

 こうしたいと思うことがでてきます。

 

 なぜいじめられるのかというと、不安、恐怖、心配事がいっぱいでオドオドしていることが、相手をイライラさせていることが多いです。

 

 いじめだけでなく、学級崩壊なんかもそうです。

 

 担任の先生の不安がなくなるだけで、落ち着いてしまいます。

 

 堂々をつくるのです。

 

 堂々としていれば、安心感が生まれるのです。

 

 男性の先生なら、奥さんに弱音を吐くことをすすめることがあります。

 

 奥さんの不安が大きくなっていると感じることがあるので、弱音を吐くことをすすめます。

 

 弱音を吐いているのに、奥さんがうれしそうだったと話されます。

 

 男性に限らずですが、自分の抱えている不安、恐怖、心配事は、パートナーも感じることです。

 

 何も言われないことの方が不安に感じます。

 

 実は、弱音を吐ける人の方が器の大きな人なんです。

 

 まわりに安心を与えます。

 

 自分の生徒だけでなく、家族にも安心を与えられるのです。

 

 教師の子どもの問題行動も多いです。

 

 不登校も多かったりします。

 

 親の不安、恐怖、心配事が、そのまま子どもに影響しているのです。

 

 教師だけでなく、警察官や公務員、医師など、いい人でいなければいけない職種ほど多いのではないでしょうか?

 

 最近は、本人も事件を起こしているケースが多いですよね。

 

 

 問題を解決するには、弱音を吐くことです。

 

 

 

 

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