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2020年1月15日

ふつうができない私たち

 

 

 

 はじめましてなちゅらるばらんすです。

 

 ブログ訪問ありがとうございます。

 

 

 ふつうがなぜできないのか?

 

 ふつうって、難しいと思いませんか?

 

 みんながふつうにやっていること。

 

 「なぜ、ふつうができないのか?」

 

とよく親に言われました。

 

 

 親が私に期待する”ふつう”は、高校を卒業して、就職して、結婚、出産、子育て。

 

 まず、両親の思うふつうからはずれたのは、普通科高校にいったことでしょうか?

 

 商業科をでて、就職と思っていたのを、普通科に行きたいとお願いしました。

 

 女の子に学問はいらないという父の願いでした。

 

 そこから、大学に進学して、就職もせず、結婚もせず、今に至ります。

 

 何ひとつ、父の思い描いたふつうやってこなかったのです。

 

 どうして、みんながふつうにできることができないんだ?

 

と言われ続けてきました。

 

 何をやっても全否定で、私自身も自分を全否定していました。

 

 

 何をやってもうまくいかない時期に、精神も肉体も病んでしまい人生をリセットしました。

 

 自分探しをしていたとき、同級生と再会しました。

 

 幼稚園から中学校まで11年間の同級生でしたが、話したこともなかったと思います。

 

 同じく、家族から全否定され、人生リセット中。

 

 2人で話しているうちに、ふつうじゃないのに、同じようなことを考えていたことがわかりました。

 

 お互いに認めるようになり、自分を全否定していたのですが、認めくれる人ができ、自分のことも認められるようになってきました。

 

 ずっと同志を探していたので、自分たちの願いは叶いました。

 

 

 でも、そこでまたふつうを求められました。

 

 結婚して、子どもを産んで、親戚付き合いをして。

 

 結婚しようと思ったこともありますが、親や親戚の要求がこわくなりました。

 

 自分たちが幸せだから、いいと思っているからの要求ではありません。

 

 自分たちが嫌だと思っていることを強制してきます。

 

 がまんしてやっているのだから、当然と。

 

 私が、パートナーの母と仲良くしているのを見て、おかしいと言われる。

 

 そんな関係は、ぜったいにおかしいと母や叔母から言われました。

 

 ふつうが、幸せなわけではありません。

 

 叔母が、結婚するように脅して来たりしたので、結婚という形をやめました。

 

 結婚をしないと縁を切ると言われたので、縁を切られたまま10年ぐらい経ちました。

 

 

 ふつうだから、幸せかというとそうでないこともあります。

 

 みんなと同じことをしていたら、安心するのだと思います。

 

 あれから、10年。

 

 仕事で、いろんな方と出会いました。

 

 見えないところも、見えるようになりました。

 

 仕事以外でも、結婚が目標の友人たちの結婚後の話を聞くと、結婚がゴールと思っている人が多いけど、その先の話を聞くとがっかりすることが多かったです。

 

 いつも言われたのが、稼げるんだったら1人でもいいと思うと言われたものです。

 

 20歳で結婚した両親を見ていて、母は父がいないと何もできませんでした。

 

 不満があっても、父に従っている母、愚痴ばかり言っている両親のようにはなりたくないと思ったものです。

 

 

 何も持っていないから、自己否定心ばかりだったからわかることもあります。

 

 

 こんな仕事をしているので、何でもできるのかと思ってくださる方もいます。

 

 でも、ふつうができなくて、何もない自分だからこそ、わかることが多いのです。

 

 もし、ふつうがふつうにできていたらわからないことばかりだったのかもしれません。

 

 今ある幸せに気付かず、不満ばかりの人生だったかもしれません。

 

 

 私たちが出会うまでは、ないものばかり見ていたように思います。

 

 ふつうができない私たちですが、あるものに気付いて生きるようになって、生き方が変わりました。

 

 

 人と比べてないものばかり見てしまいがちです。

 

 ふつうって、意外と難しいです。

 

 自己否定心でいっぱいな私だから、自己肯定心にする方法を伝えられるのだと思います。

 

 

 今では、妥協せずに生きてきてよかったと思います。

 

 自分たちが感じてきた世の中になってきているのを見て、これでよかったんだと思います。

 

 25年ぐらい前から、両親に「終身雇用の時代は終わる、会社や国に依存していてはダメ」と言い続けていました。

 

 まったく違う人生を歩いてきたパートナーも同じような時期から言っていたそうです。

 

 何かに影響されたわけではなく、何となく感じていたことです。

 

 これから、まずますみんなと一緒のことをしていたら大丈夫という世の中ではなくなっていくでしょう。

 

 「赤信号、みんなで渡ればこわくない」と思っていたら、恐ろしいかもしれません。

 

 

 今年は、いろいろと起こりそうです。

 

 ふつうができない私たちですが、今では、ふつうでなくてよかったと思います。

 

 周りを見て、同じだから安心していると、時代にとりのこされるかもしれせん。

 

 

 

 

 なちゅらるばらんすHP

 

 

 

 

追記

 

 私にとって両親は、いい反面教師です。

 

 父はやりたい仕事があったのですが、祖父に言われて、安心な国鉄に入社しました。

 

 そして、国鉄は民営化されJRになりました。

 

 それでも、運転士を続けられた父はよかったと思うのですが、それから人格が変わったようになりました。

 

 自分で選んだ道なら、あんなふうにはならなかったのかもしれません。

 

 ちょうど私が、中学3年生のときに民営化されたと思います。

 

 私が、箱を蹴破って、箱入り娘を卒業した時期です。