2022年3月8日
児童虐待のニュースが多いです。
情報番組でも、ニュースでも、児童虐待で亡くなった子どものニュースが多く報道されています。
国も予算を増やして取り組んでいますが、なくなるどころか増える一方です。
どうして増え続けるのでしょうか?
子どもの虐待がなくなるように報道しているようにも見えますが、報道すればするほど増えていきます。
なぜでしょうか?
ある意味、洗脳されているようなものです。
人間は、ダメだと言われるとそっちの方に引っ張られてしまします。
法律を厳しくすればするほど、その犯罪が増えていくのと同じです。
「お母さんが再婚をするのは反対!
虐待されたくない」
母親に恋人がいるわけでもなく、再婚の予定もないけれど、小学生の子が言ったそうです。
「おばあちゃんも反対!」
思いっきりテレビに洗脳された言葉です。
おばあちゃんが思ってるから、孫が言ったのだと思いますが・・・
悪いイメージをしているから、そうなってしまうのです。
禁止すればするほど、そっちへ行ってしまいます。
おばあちゃんがダメだと思えば思うほど、ダメだと思う方へいってしまうのです。
テレビの洗脳だけでなく、再婚は子どもに悪影響と思っている偏見があります。
再婚して、うまくいっている家庭も多いです。
何をイメージしているかで、未来は変わってきます。
テレビを見て、「お母さんが再婚したら虐待を受ける」というイメージを持った子どもはどうなるでしょうか?
もし、お母さんが再婚したら、新しいお父さんがいい人でも「やられるかも?」と思ってしまうとどうなるでしょう?
コワいと思ったり、やられるかもとビクビクしてしまうと、それだけで虐待を受けてしまいます。
ビクビクしていると、相手をイラっとさせてしまいます。
一度、釈亭を受けた人が相手が変わっても、同じ結果になることが多いのはこのためです。
こわいと思ったり、ビクビクさせるだけで、相手を不快にさせてしまいます。
DV被害にあう人も同じです。
その相手から守ることも大事ですが、何がこわいのか?
不安、恐怖、心配事を吐きだして、堂々を作ることが大事です。
いじめられている子もそうですが、不安、恐怖、心配事を吐きだして堂々を作ると、いじめ問題も解決します。
集団いじめにあった子も、この方法で解決しました。
離婚して子どもを抱えて不安いっぱいの母親が経験したこわいこと。
それは、市役所の職員から受けたものでした。
女生徒子どもだけの家に、夜に市役所の男性職員訪問。
何のために夜遅くにやってきたのでしょう?
それは「男がいないかの確認」だったそうです。
私も市教委にいたこともあるのでよくわかるのですが、常に「男がいるのでは?」と疑っているのです。
何のためでしょう?
支援を打ち切るためです。
離婚した手ということで、新しい男がいるのではないか?
と支援をしてもいいかの確認だそうです。
全国的にも、問題になっています。
常識的に考えて、遅い時間に予告もなくやってくるのは、非常識でコワい行動です。
そうやって偏見で見ているから、どんどん相手も警戒するし、おかしくもなっていきます。
私が支援員をしていたときに、母子家庭も多かったですが、警戒心がすごいなあと思いました。
学校、市教委、児相など、来る人みんなが偏見で見てくるので、学校や市教委の紹介で来る支援員に対しても警戒するのは仕方ないなあと思ったりしました。
不安でいっぱいなのに、来る人みんなが正論で責めてくる・・・
これでは、ますます自己否定心が強くなって、ますます悪い方へいってしまいます。
まずは、不安、恐怖、心配事を聞くことです。
学校や市教委、児相が言うことは、親はわかっているのです。
悪いことだということも。
でも、責められれば責められるほど、自己否定していきます。
ダメだとわかっていても、イライラして虐待がひどくなっていきます。
まずは、不安、恐怖、心配事を吐きださせてあげることです。
そうすれば、行動もかわってきます。