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2018年5月20日

ボランティアをしていてゾッとしたこと

 

 

 

 いろんなボランティアをしましたが、聴覚障害者の方の要約筆記者をしていました。

 県の聴覚障害者センターで、研修を受け、要約筆記者として活動していました。

 最初は、サークルに入っていなかったのですが、サークルに入らないと活動の依頼がないと言われ、ある市のサークルに入りました。

 県でも中心になって活動されている方もいて、活発に活動されているようでした。

 手書きの要約筆記だけでなく、パソコンの要約筆記の研修も受けました。

 サークルに入ったものの、活動依頼はほとんどありませんでした。

 月1回の活動日の練習に参加した時、新しく入った主婦の方が「私は主人の扶養家族だからあまり活動できません」とおっしゃったのです。

 すると、中心になって活動されている方が「これはボランティアだからいくら稼いでも税金の課税対象にはならないのよ」と言いました。

 だから、いつも一部の人が活動して、人が足りないときだけ呼ばれるのだと気付きました。

 聴覚障害者センターは、サークルに依頼を振り分けるだけです。

 サークル内で振り分けるので、中心になってやってる人がほとんど自分で行ってしまうのです。

 100万円こえても、税金とられないのよって話になるのです。

 ふつうの主婦のパートより、時給はいいです。

 ボランティアと言いつつ、このしくみは何なんだろう?と思いました。

 

 そんなことがあり、活動を辞めました。

 個人的に知人に頼まれ、勉強会で本当にボランティアで筆記したこともあります。

 要約しながら筆記するので、自分にとって聞く力がついたかなあと思います。

 

 聴覚者センターの方も、要約筆記者の中心にいる方も、何となくつきあいにくい方ばかりで、国とか県がやっているものでなく、やるなら自分でやりたいなあと思いました。

 たしかに、必要な仕事ですが、国の予算、つまり国民の税金でやってることは、おかしなしくみだなあと思ったものです。

 私が資格をとったときは、その機会をのがすと、研修時間が増えるという時期でした。

 最近は、どうなっているのかわかりませんが・・・