2018年11月19日
はじめましてなちゅらるばらんすです。
ブログ訪問ありがとうございます。
高校の先生が相談に来られました。
自分のクラスの子が、
落ち着きがなくなって困っています。
受験を前にして、不安な子が多くて心配です。
どうすればいいのでしょうか?
この答えは、簡単なのです。
それは、担任の状態が、そのまま生徒にでているだけなんです。
入試前ということで、調査書を書いたり、面談したり・・・
多忙なんだと思います。
授業もあるし、就職や入試に向けての仕事もあるし、気の休まる時間もないまま仕事をしているのではないでしょうか?
ダラダラと仕事をしているよりも、思い切って休憩を入れて仕事をした方が早くできます。
自分と同じ状態に生徒がなっているだけなんです。
この1ヶ月半ぐらい、メールが来なかったので、そんな感じなんだろうと想像はしていました。
忙しくて、メールをする時間もなくて。
ここでいうメールは、「不安、恐怖、心配事」を私にメールすることです。
「不安・恐怖・心配事」を出さないで、頭の中に大事にしまっておくから
頭の中がグチャグチャで、仕事の効率も悪くなるのです。
朝の通勤の電車の中で、寝る前に「不安・恐怖・心配事」を吐き出すだけで、その日の仕事量は変わるのです。
ということで、今日はさっそくメールがありました。
クラスの子が落ち着きないなあと思ったら、自分の気持ちに余裕がないんだなあ、疲れているなあ、イライラしているなあと気付くことができます。
入試や就職試験を前に、不安でいっぱいの子が多いというのも、自分が不安いっぱいということです。
3年間、「不安、恐怖、心配事」を生徒に書かせて、クラス経営をしてもらっています。
3年経つと、ずいぶんと書けるようになってきています。
ただ、優等生の書いていることは、出せていないんです。
1.「不安、恐怖、心配事」を書く
2.やりたいこと、なりたい自分を書く
というものです。
「不安・恐怖・心配事」には、受験とか勉強と書いているだけ。
「なりたい自分」のところには、こうでないといけない、これができていないから・・・と、書いています。
成功哲学の本などを読んでいたり、指導を受けているとそうなるのかもしれません。
いいことを思うことはいいことでもありますが、自己否定心のもとにもなります。
本来なら、ここに書いてあることが「不安・恐怖・心配事」なんですが、それが出せないんですね。
だから、どんどん悪い方にいってしまうのです。
いい子ほど、できないいんですね。
それは、その先生にも言えることなので先生も一緒に、やってみることになりました。
自己肯定感を感じるために、毎日、生徒とともにやってもらうことを決めました。
頭の中の整理もできます。
日記のように、
1.今日やりたいこと(TO DO LIST)
2.今日できたこと(どんな小さなことでもいいので書き出す)
そして、次の日に・・・と続けてみる。
頭の中を見える化します。
やりたいことをメモに書いて、できたら消してという方法もやったのですが、ノートに書いた方がいいことがわかったので、提案してみました。
先生自身ができるようになれば、生徒も弱音を吐けるようになるのです。
こうでなければいけないというものを、先生自身が強く持っているので、生徒も同じようになっているだけなんです。
もっと力を抜けば、もっと大きな力を発揮することができるのです。
ずっと力が入りっぱなしだから、いざというときに力が出せないのです。
「こんなに力抜いていいのか?っていうぐらい力をぬいているんだけど・・・」
っておっしゃってました。
確かに、2年前と比べると、かなり力も抜けていると思います。
でも、もっともっと力を抜けるのです。
私自身、常に、こんなに力を抜いていいのか?と思っていますが、
力を抜けば抜くほど、効果は変わってきます。
小学校で、学級崩壊しているクラスをたくさん見てきました。
みんな生徒を何とかしようと思っていますが、実は担任が変わるだけでクラスは、落ち着くのです。
やることはただ1つ、担任の不安・恐怖・心配事を吐き出して、やりたいことをやってみることなんです。
子どもを何とかするのではなく、自分自身を変えるだけなんです。
生徒指導や教育相談担当の先生がやることはただ1つ。
担任の先生の不安を聞くこと、安心してもらうことです。
不安・恐怖・心配事は line@まで。
自分からでないと効果がないので、こちらから連絡することはありません。
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