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2019年5月6日

対教師暴力

 

 

 

 

 はじめましてなちゅらるばらんすです。

 

 ブログ訪問ありがとうございます。

 

 

 対教師暴力が問題になることがあります。

 

 私が勤務していた高校でも、たびたび問題になりました。

 

 教師に暴力をふるったのだから退学が当たり前。

 

 職員会議で決めたのに、保護者に反対されてダメになった。

 

 教師は守られないのか!

 

 こんな議論がされていました。

 

 教師に暴力って、どんなことをしたのだろう?と聞いていると、

 

  定規を投げられてあたった

 

  押された

 

  

 けがをするほどのことでもないけど、受けた先生が暴力と判断すればそうなのか?

 

 でも、体罰している教師なんか、もっとひどいことしてるのでは?

 

 なんて思ったりもします。

 

 

 教師の思い通りにならなければ、ことばの暴力をしたり、謹慎や退学をうながしたり。

 

 

 高校に勤めて、カルチャーショックのようなものを受けました。

 

 中学校で勤務していたので、謹慎や退学というものもなく、問題行動があれば子どもたちと向き合ってきました。

 

 20代前半の頃は、若い女性教師ということもあり、試されることも多かったです。

 

 中学1年生でも、最初の授業で、鎖で首をしめてきたり、蹴られたり、いろいろありました。

 

 最初が大事なので、こわがったりしなければ、それ以上はされませんでした。

 

 本気でやっているわけでなく、こちらの反応を見て、どういう先生なのか試しているだけです。

 

 合格すれば、扱いやすい生徒です。

 

 怒ってほしい、かまってほしいという意思表示でもあります。

 

 

 生徒の問題行動って、チャンスでもあると思うのです。

 

 自分を見てというサインでもあります。

 

 罰を与えるのも大事かもしれませんが、その子の話を聞くということが大事だと思います。

 

 自分の話を聞いてくれる先生なのか、そうでないのか。

 

 自分の承認欲求を満たすだけの先生が多いと思います。

 

 熱心な先生だけど、自分の承認欲求しか満たしてないなあと思うことがよくあります。

 

 先生だけでなく、親もそうだと思います。

 

 

 ピンチがチャンスと言いますが、問題が起きたことはチャンスだと思います。

 

 生徒の声を聞くと、ヒントになることも多いです。

 

 私自身、子どもたちの声を聞いて学んだことはたくさんあります。

 

 

 定規をあてられたから、退学にしてほしいと訴えていた先生がいました。

 

 極悪人のように先生方が言っていました。

 

 でも、私はすごくいい生徒なのになあと思ったことがあります。

 

 受け持つことができなくて残念でしたが、その生徒が中学生のときに2ヶ月だけ教えていました。

 

 その高校に赴任してすぐ、「先生、〇〇中学校で教えてもらっていた〇〇です」とあいさつに来てくれて、私が去った後のことを話してくれました。

 

 私は、そういえばいたかな?ってぐらいしか覚えていませんでしたが。

 

 廊下ですれ違っても、必ず挨拶してくれたり、話しかけてきてくれました。

 

 

 

 生徒の問題行動が起きた時、指導することばかりではないでしょうか?

 

 いちばん大事なことは、話を聞くということです。

 

 生徒に限らず、保護者の話を聞いてみることだけをしてみると、本当の問題、急所がみえてくるのです。

 

 問題行動はチャンスなんです。

 

 小さなうちに対処すれば、大きな問題は起こらないのです。

 

 

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