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2019年5月22日

高校バレー強豪校の体罰隠蔽

 はじめましてなちゅらるばらんすです。

 

 ブログ訪問ありがとうございます。

 

 

 昨年の高校総体バレーボールで全国優勝した高校の教師による体罰の隠ぺい問題がありました。

 

 野球でも有名な公立高校です。

 

 部活動の強豪校は、独特な雰囲気があります。

 

 これだけ体罰について騒がれていても、昔ながらの指導をしていたり、強い部活の顧問の意見が通ってしまうところがあると思います。

 

 昨年もいろいろと問題になりましたが、スポーツ界や大相撲なんかを見ていても、まだまだ古い体制のままのような感じがします。

 

 

 今回、隠蔽したことを取り上げられていますが、それ以上に、叩かれて30分ぐらい意識がなかった生徒を病院に連れて行くことなく、放置したということも問題ではないでしょうか?

 

 

 体罰に限らず、部活中の怪我や事故に関して、ひどい対応の顧問は意外に多いです。

 

 脳震盪をおこしている生徒に、そのまま練習を続けさせたりしている顧問も多いです。

 

 私は、病弱教育巡回訪問指導員をしていました。

 

 そのとき、病気だけでなく、怪我や事故で入院している子どもをみてきました。

 

 滋賀県内のいろんな学校の生徒をみてきました。

 

 驚くような学校の対応をみてきました。

 

 

 例えば、中学校の柔道部の練習で、OBの先輩が練習をみにきてくれていました。

 

 その先輩が練習中に、ふっとんで生徒が下敷きになりました。

 

 100㎏近い人の下敷きになって、大けがをしました。

 

 将来有望だった生徒が怪我をしました。

 

 かなり痛かったけど、日曜日で病院があいていないので、月曜日に病院に行くように言われたそうです。

 

 耐えられない痛みに耐えて、翌日病院に行くと、大腿骨骨折でした。

 

 医師から、こんなにひどい怪我で、我慢できるような痛みではないと言われたそうです。

 

 結局、3か月ぐらい入院していましたが、スポーツのできない体になりました。

 

 体調不良や怪我をすると、顧問から叱られるから言えないという部活もあります。

 

 無理して、痛みにこらえながら部活をしている子もいます。

 

 

 これくらいと思っていても、命にかかわることもあります。

 

 ある中学生が、けんかをしてお腹にパンチをくらいました。

 

 特に、外傷もなかったけど腹痛があったので病院にいくと、内臓破裂でした。

 

 もし、病院に来ていなければ、死んでいたと言われたそうです。

 

 

 今回の体罰は、頭部です。

 

 命に関わることはなかったかもしれませんが、処置もせず、放置していたということは驚きです。

 

 運動部は、子どもを人質にとられているようなものかもしれません。

 

 言いたいことも言えない、レギュラーをはずされたらと思うと、何も言えないかもしれません。

 

 でも、学校の先生には言えなくても、教育委員会に相談するなど、声をあげることは必要だと思います。

 

 最近は、生徒が直接、教育委員会に訴えていることもよくあります。

 

 今回のことで、何かかわればいいのですが。

 

 いろんなことを想定して、動く必要があります。

 

 大事な命をあずかっているという認識が必要なのではないでしょうか?

 

 

 病院で、いろんなケースをみてきたから、言えることなのかもしれません。

 

 学校からは説明がなく、生徒や保護者、医療関係者から聞くことが多かったので、その後の私の意識もかわりました。

 

 判断をあやまると、最悪のケースもあるのですから。

 

 

追記

 

 まだまだ体罰を自慢する教師もいます。

 

 残念ながら体罰でないと、指導ではないと思っている教師もいますね。

 

 

 

 

 

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