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2019年5月28日

子どもの安全

 

 

 はじめましてなちゅらるばらんすです。

 

 ブログ訪問ありがとうございます。

 

 

 子どもの安全は、どのように守ればいいのでしょうか?

 

 池田小学校の事件後、学校は不審者が入ってこないように警戒されるようになりました。

 

 門が閉まっているだけで、これでいいのか?と思うことも多いですが。

 

 今日の川崎の事件は、朝の登校時、集団だから大丈夫という思い込みをつかれた感じです。

 

 東京都内は、厳戒態勢の日でした。

 

 東京都から、少し離れたところで起こりました。

 

 バス停に100名ぐらいの小学生の生徒がいたと聞いて驚きました。

 

 滋賀県でいうと、私立の学校のスクールバスといえば、家の近くまで迎えにきてくれるというイメージです。

 

 カリタス学園の場合、最寄り駅に集めて、3台のバスだけまわしているようです。

 

 多いと100名ぐらいが並んでいるそうです。

 

 人通りも多く、治安のいい地域ということです。

 

 まさかこんなところで・・・というところで、事件は起こりやすいものです。

 

 これだけ景気も悪いときです、これから凶悪な犯罪は増えると思います。

 

 社会が二分化して、満たされない思いの人が多いです。

 

 覚悟と決意のある人は、良くも悪くも思いを果たします。

 

 犯行時間は、十数秒と言われています。

 

 覚悟と決意があれば、迷いなく行動をとります。

 

 今まで注目されることもなく、自己否定心でいっぱいの人が、最後に注目されることをやると決めたら、こんなに怖いことはないと思います。

 

 事件後、模倣犯をおそれて、小中学校で集団下校を実施しているそうです。

 

 集団だから大丈夫かというと、集団だから狙われるということもあるので、これからどのように対策するのか?

 

 対策をとれば、次々と、盲点をついてきます。

 

 大事なのは、いろんな想定をすることです。

 

 意識しているのとしていないのでは、結果は変わります。

 

 この事件で、ますます教員の仕事は増えていくのかもしれません。

 

 私も教員のとき、朝や放課後の立ち番をしていました。

 

 たいていの先生は、面倒くさい、何でこんなことしないといけないのか?と思ってやっていると思います。

 

 私も、正直、そんな感じです。

 

 でも、立つからには、いろんなことを想定していました。

 

 生徒が安全に通学できるように、交通面だけでなく、不審者など、いろんな想定をしながら、生徒を観察しながら立つようにしていました。

 

 感じたことをまわりの先生に話して、意識で共有できるようにしていました。

 

 最初に勤務した高校の生徒指導部長は、話すと対応をしてくださいましたが、そのあと2校は、話しても「聞かなかったことにする」で終わりでした。

 

 そんな先生を相手しても仕方ないので、教頭先生や校長先生に話しにいくことも多かったです。

 

 管理職が、聞く耳もたない先生もいますから、危機管理に興味のない先生には何も言いませんでした。

 

 でも、事なかれ主義の校長先生の学校では、いろんなことが起こります。

 

 小さなことでも、何かのサインです。

 

 そのサインを見ないことにするか、目を向けるかで、その後は変わってきます。

 

 

 私立学校は、経営難から人件費を軽減したいところです。

 

 カリタス学園も、3台のバスだけで送迎し、教員が生徒の誘導をしていたそうです。

 

 朝から、当番制といっても、小学生の児童を駅で整列させ誘導する仕事は、大変だと思います。

 

 どういう体制を組まれていたかわかりませんが、小学校の教員は激務です。

 

 支援員をしていたときに、小学校の先生をみていましたが、病んでいる先生も多かったです。

 

 通り魔事件ではありますが、狙われるということは、犯人の思いと同調するものがあるのだと思います。

 

 進学校だということなので、教員のストレスも大きいと思います。

 

 いろんな不平、不満も言えないけれどあると思います。

 

 乗降客の多い駅で、毎朝、100名ぐらいの児童が並んでいる。

 

 きれいに整列しているといっても、よく思っていない人も多いのかもしれません。

 

 教員をしていて思うことは、学校側がふつうと思って、当然のようにやっていることが、不快に思っている人も多いということです。

 

 事件や事故を引き寄せないためには、不平、不満やストレスをため込まないことです。

 

 とくに、進学校ほどイライラやストレスをもっている子どもが多いです。

 

 いい人、いい子ほど、事件や事故に巻き込まれやすいです。

 

 これだけの事件を見ているので、心のケアもこれから大変ですね。

 

 

 朝から報道を見ていましたが、長浜幼児殺害事件を思い出しました。

 

 病院の会見を見ていて思い出しました。

 

 病弱教育巡回訪問指導員をしていたので、たまたま殺害された幼児が搬送された病院にいました。

 

 そのときの同級生は、事件現場は見ていませんが、同級生が殺害されたということで、小学校や中学校でもカウンセリングを受け続けていると聞いたことがあります。

 

 事件現場にいた児童だけでなく、全児童の心のケアが必要になってきます。

 

 女子児童は、中学、高校とそのまま進学する学校のようです。

 

 今後の対応しだいでは、経営に大きく影響しそうですね。

 

 

 

追記

 

 「学校の体制は万全だった」という報道をされていました。

 

 交通事故などの点から見れば万全のように思えます。

 

 駅からくるのに、列が反対方向を向いているので、なぜかと思って見ていました。

 

 通行の妨げにならないように、事故にあわないように配慮されていたのだと思います。

 

 交通量の少ない線路沿いの道をまわって、列に並ばせていたそうです。

 

 たしかに、線路沿いの道は車が通らなくて、通行人もほとんどいなくて、交通面、迷惑をかけないという点からすると安全です。

 

 でも、ほとんどが女子児童で、人気のない線路沿いの道を歩くのです。

 

 集団だから大丈夫と思っているのかもしれませんが、ある意味、その時間、その場所に行けば女子児童がたくさんいるのです。

 

 何が起こっても不思議ではありません。

 

 去年の新潟の事件とか、児童を巻き込まれる事件って、線路沿いの人があまり通らない道が多いです。

 

 全国に報道されているわけですから、こわいなあと思いました。

 

 これから配置教員の数を増やしていくのかもしれませんが、こわいと思ってしまいました。

 

 通学路は、苦情も多いですから、苦情のこないルートなのかもしれませんが。

 

 ストレス社会の中で、視野の狭い人も増えてきています。

 

 見られているようで、人のことを気にしている余裕のない人ばかりです。

 

 交通量が多い、人が多いからといって安全な場所はないです。

 

 いろんなことを想定して、通学路は見直しが必要かもしれません。

 

 私は、電車通勤していたので、生徒と一緒に歩きながら、いろんなことを想定していました。

 

 歩いていると、安全だと思いがちだけど、危険はいっぱいです。

 

 信号が青だから安全ということもありません。

 

 信号待ちをしていても、いつ車が突っ込んでくるかもしれません。

 

 背後から歩いてくる人、どんな人がいるかもしれません。

 

 そんなことを考えていたら、外を歩けないかもしれません。

 

 でも、想定しているだけで、違うのです。

 

 かばんは、リュックにしたり、ななめかけをしたりしています。

 

 歩道の端を歩いて、かばんは車道や歩道側に持たない。

 

 ひったくりにあわない備えです。

 

 車に乗っているときは、かばんを見えるところに置かないなど。

 

 車上あらしや何かの事件に巻き込まれることのないように。

 

 外回りの仕事をしていたので、買い物をするときのために、かばんだけを車に常備していたことがありました。

 

 カラのかばんだからと思って助手席に置いていました。

 

 朝起きたら、車の窓ガラスが割られていました。

 

 とられたものは何もなかったですが、窓ガラスの破損は痛かったです!

 

 車旅をよくするのですが、かばんは見えるところには置かないということを徹底しています。

 

 この事件をひとごとと思わず、学校の安全について話し合うか、話し合わないかで違うと思います。

 

 同じようなことが起こるわけではありませんが、事故や犯罪は、形をかえて急所をついてきています。

 

 通行人に迷惑をかけず、きれいに整列し、バスに乗ることだけ見ていたら、背後から音もなくやってきたわけです。

 

 

追記2

 

 川崎容疑者は、引きこもりだったそうです。

 

 高齢者の親族の訪問介護がはじまるとき、ひきこもりの容疑者の相談を川崎市の担当者に相談したそうです。

 

 ずっと顔を見ることも、接触もなかったそうです。

 

 アドバイス通りに、手紙を書いたそうです。

 

 返事もあり、とくに変わった様子もなく、そのままになっていたそうです。

 

 このままではいけないというのは、本人がいちばんわかっていることであり、気にしていることです。

 

 何も反応がないことの方が、こわいのです。

 

 年老いた親族がいなくなれば、自分がどうなるのかわかっています。

 

 接触するのなら、中途半端に接触するのではなく、そこで向き合うことが大事です。

 

 たとえそのとき暴れたりすることがあっても、ストレスを吐き出したほうがいいのです。

 

 中途半端に刺激して、自分が邪魔なんだ、ここにいてはいけないんだと思わせるだけで終わってしまうと、どんどん悪い方に追い詰めてしまいます。

 

 手紙の返事があったなら、そこで手紙のやり取りを続けることが大事だったんではないでしょうか?

 

 最初は、手紙でも、気持ちを吐き出させてあげれば違うと思います。

 

 中高年の引きこもりも多く、高齢者の年金で暮らしている人も多いのです。

 

 高齢者が亡くなった時、介護が必要になった時、対応を間違えると、大きな事件の引き金になってしまうことが多いです。

 

 年齢に関わらず、引きこもりの社会復帰は難しく考えがちです。

 

 でも、意外と難しくありません。

 

 やり方が違うだけなんです。

 

 このままでいけないことはわかっているのです。

 

 まずは、思いを聞くことです。

 

 本人にアプローチするのではなく、市の担当者が親の話を聞くだけでもいいのです。

 

 不安、恐怖、心配事を聞いているだけで、引きこもっている人を変えることもできるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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